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名を残した広島の黒田、名を汚した巨人の清武。

【PJ 2006年11月07日】− 6日、広島東洋カープの黒田博樹投手がFA権を行使せず広島に残留すると発表した。その理由がいい。10月16日の対中日戦は「感動を缶詰にしたような最終戦(中国新聞)」。緊迫のゲームで黒田投手がセーブポイントを上げたその時、フアンから受けた拍手の激しさを自分は裏切れないというのだ。1996年、逆指名で広島東洋カープに入団以来、攻めの野球で定評あるのも、父黒田一博氏の教えの賜物。一博氏は元南海ホークスに所属したプロ選手だった。身売り話に事欠かない貧乏球団に留まったのは、フアンならずとも感激モノだ。

 一方、だらしないのが読売巨人軍の清武英利球団社長。5日に発表された主峰イ・ヨンスブ選手の高額引き止めは許せるとしても、頭を垂れ、両手でイ選手の両手を握り締める態度は下僕も同然、実に情けない姿だった。清武氏はご存知ないらしいが、韓国の習慣では両手でする握手は下級者からのしぐさ、国辱モノなのである。ナリフリ構わぬ選手補強は日ハム小笠原道大選手にも及ぶ。あくことない4番打者獲得、その結果、次々にスター選手が選手生命を縮めた。メイン球団のフロントが球界を混乱に追い入れる始末では、野球はつまらなくなる。

 わたしは昭和24年夏、阪急西宮球場で巨人の千葉茂選手に怪我の手当てをして貰って以来の巨人フアンだった。だが「巨人」は「小人」になった。「勝ってナンボ」の試合でも、カネにあかせて有名選手を追いかけ、外国人選手に残留を請い希うことはないだろう。礼節の国から来たイ選手、さぞビックリしたろう。これ以上「小人球団」の応援はヤメにしたい。

 スポーツの美しさはワザ以上に心意気が大切だ。大相撲モンゴル出身者がガンバっているのは、たぐい稀なる闘争精神と言葉や習慣の壁を乗り越えたその姿勢にある。カネにあかせた補強合戦に終止符を打たねば、プロ球界は終わりを迎えるだろう。清武球団社長は読売新聞社の辣腕社会部記者だった。往年の反骨精神はどこに消えうせたのだろうか?【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資【 茨城県 】
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