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むかし宣伝大臣と呼ばれる人がいたが・・・

【PJ 2006年11月02日】− 73年前、西のある国に「国民啓蒙宣伝省」という官庁が設けられ、一人の男が大臣に就任した。「人びとの心理を理解し、また十分に反覆しさえすれば、四角が本当は円であると証明することは不可能ではない。結局、四角や円とはいったい何なのか。それらは単に言葉であり、言葉というのは、偽装した概念をそれに纏わせるようにして作り上げることができるのである」これが、その人の考えかたである。

 その「国民啓蒙宣伝省」を創設した首相は「宣伝効果のほとんどは、人びとの感情に訴えかけるべきであり、いわゆる知性に対して訴えかける部分は最小にしなければならない。われわれは大衆に対して、過度な要求をしてはならない。大衆の受容性は非常に限られており、彼らの理性は低い。しかし、忘れる能力は非常に大きい。これらの事実にもとづき、宣伝を効果的にするには、要点を絞り、大衆の最後の一人がスローガンの意味するところを理解できるまで、そのスローガンを繰り返し続けることが必要である」とその著書で述べている。

 この二人に操作された宣伝手法で、一番効果的だったのは「恐怖心」を利用することであった。2006年、東の国の政権与党の政調会長という要職にある人が「テレビ番組」で「地方の講演」で「アメリカ」で「北の脅威」のためならば「核の論議」をし、そして、言葉的には「核保有の可能」と言明(10月30日、沼津)するようになった。首相は「政府としてこの議論をすることはない」と発言しているが、党の総裁として党の要職者が、個人的にもこのような発言を繰り返すことの対しての見解をはっきりと述べて頂きたい。

 妙な予感(拙稿、9月3日付「安倍さん、ごめんなさい!」)が当たらなければいいのだが。引用は、すべて、プラトカニス・アロンソン著「プロパガンダ」より行った。73年前、西の国の、国民啓蒙宣伝大臣は、「ゲッベルス」、首相は「ヒトラー」である。2006年の東の国は、あえて述べる必要はないであろう。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司【 愛知県 】
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