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「先生」と呼ばれるほどのバカでなし。
2006年10月24日07時36分 / 提供:PJ
【PJ 2006年10月24日】−
広辞苑によると、「先生」とは、1)先に生まれた人。2)学徳のすぐれた人。自分が師事する人、また、その人に対する敬称。3)学校の教師。4)医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称。5)他人を、親しみまたはからかって呼ぶ称。と掲載されている。政治家も先生と呼ばれている代表だ。
わたしは先生と警察官と、銀行員と評論家には、なりたくないと思っていた。その資格を取ったら、その職業を選んだら、自分の生き方が制限されて、偉くもないのに偉そうになって、人のためにある種の犠牲を払って、人のために見せしめになって、人よりも清く、正しく、生きなくてはならない。とても、窮屈で、制限された人間になる。それより、強みも、弱みも、あばけ出せる人生を送れるほうが楽しいし、自由だと思っていた。しかし、かくいう自分も、写真学校の先生をやるはめになり、パブリックジャーナリストをやってしまっている。皮肉な話だが。
先生という職業に就いた以上は、普通一般の人とは、違うのだという事、頭も良くて、徳を持っていて、尊敬される人でなくてはならぬという事。そんな、先生は、何時から居なくなってしまったのだろうか。もともと、そんな先生は存在しないよ、と言ってしまえばそれまでだが、いやいや、表に出ないが、本当の先生は、沢山居ますよ。と言う事なら、何をか言わんやである。
先生が率先して「いじめ」をして、その影響で、子供が自殺をしたという事件が起きたのだ。そのトリガーとなる直接行為した先生は、先生でない。判断を躊躇した学校は、学校でない。隠蔽しようとした教育委員会は、教育委員会でない。友を裏切った生徒は、生徒でない。気づかなかった親は、親でない。これらは、明白である。自殺した子供は、子供である。
親戚に、戦前アメリカに渡った日系二世のGrace畠という叔母さんがいる。GraceはUCLAでドクターの資格を取り、ハイスクールなどの、ヘルスメディカルのカウンセラーをしていた。今は74歳で引退しているが、数年前、Graceの家に泊まっていた時、夜中にかつての生徒の子から電話で、ガンの手術をするので、付き添いに来て欲しいと言われ、夜中なのにクルマを飛ばしてサンタモニカからサンタバーバラへ行ったのには驚いたものである。
その時、アメリカは学校のカウンセラーが必ず居て、生徒の悩みに相談になるシステムがある事が解ったのだ。今日の朝日新聞に日本医師会の一面広告がのっており、学校医が居るので、相談してくださいといっていたが、ほんとに、医学的な事、精神的な事が相談できる医師がいるのだろうか。広告に出すくらいだから、まだ認知度が低いのだろう。
戦後60年有余を経た日本に、民主主義が育った中に、自由主義と、勝手個人主義を混乱させた日本人が出来てしまったようである。善と悪、正と不正が不明の時代になったようだ。大人と子供、先生と生徒、親と子、そこに厳然とある違いが、見分けられない、無視されている、考えが及ばない、困った風潮が、漫然と世の中に充満している。
戦時的緊張感のないせいだろうか、よくいう、平和ボケだろうか。このような、悪い傾向が進行すると、直ぐにルールを改めなければ、規制をつくらなくては、法律改正しなくてはと,エスカレートして、人々を統制し始める、戦いの臭う世界へ引きずり込まれる事になる。もっと大切な人間のソフトの部分への配慮が欠落して、そして、人間の指針をゼロにする戦いが起き、破滅する。そしてまた、初めて新しい体制が出来て行く。こんな繰り返しをしないと、人間はダメなのかもしれない。人間は、お利口そうに見えてバカなのだ。頭が良くて普通なら、バカな事件は起きないはずだ。「バカに付ける薬はない」。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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わたしは先生と警察官と、銀行員と評論家には、なりたくないと思っていた。その資格を取ったら、その職業を選んだら、自分の生き方が制限されて、偉くもないのに偉そうになって、人のためにある種の犠牲を払って、人のために見せしめになって、人よりも清く、正しく、生きなくてはならない。とても、窮屈で、制限された人間になる。それより、強みも、弱みも、あばけ出せる人生を送れるほうが楽しいし、自由だと思っていた。しかし、かくいう自分も、写真学校の先生をやるはめになり、パブリックジャーナリストをやってしまっている。皮肉な話だが。
先生という職業に就いた以上は、普通一般の人とは、違うのだという事、頭も良くて、徳を持っていて、尊敬される人でなくてはならぬという事。そんな、先生は、何時から居なくなってしまったのだろうか。もともと、そんな先生は存在しないよ、と言ってしまえばそれまでだが、いやいや、表に出ないが、本当の先生は、沢山居ますよ。と言う事なら、何をか言わんやである。
先生が率先して「いじめ」をして、その影響で、子供が自殺をしたという事件が起きたのだ。そのトリガーとなる直接行為した先生は、先生でない。判断を躊躇した学校は、学校でない。隠蔽しようとした教育委員会は、教育委員会でない。友を裏切った生徒は、生徒でない。気づかなかった親は、親でない。これらは、明白である。自殺した子供は、子供である。
親戚に、戦前アメリカに渡った日系二世のGrace畠という叔母さんがいる。GraceはUCLAでドクターの資格を取り、ハイスクールなどの、ヘルスメディカルのカウンセラーをしていた。今は74歳で引退しているが、数年前、Graceの家に泊まっていた時、夜中にかつての生徒の子から電話で、ガンの手術をするので、付き添いに来て欲しいと言われ、夜中なのにクルマを飛ばしてサンタモニカからサンタバーバラへ行ったのには驚いたものである。
その時、アメリカは学校のカウンセラーが必ず居て、生徒の悩みに相談になるシステムがある事が解ったのだ。今日の朝日新聞に日本医師会の一面広告がのっており、学校医が居るので、相談してくださいといっていたが、ほんとに、医学的な事、精神的な事が相談できる医師がいるのだろうか。広告に出すくらいだから、まだ認知度が低いのだろう。
戦後60年有余を経た日本に、民主主義が育った中に、自由主義と、勝手個人主義を混乱させた日本人が出来てしまったようである。善と悪、正と不正が不明の時代になったようだ。大人と子供、先生と生徒、親と子、そこに厳然とある違いが、見分けられない、無視されている、考えが及ばない、困った風潮が、漫然と世の中に充満している。
戦時的緊張感のないせいだろうか、よくいう、平和ボケだろうか。このような、悪い傾向が進行すると、直ぐにルールを改めなければ、規制をつくらなくては、法律改正しなくてはと,エスカレートして、人々を統制し始める、戦いの臭う世界へ引きずり込まれる事になる。もっと大切な人間のソフトの部分への配慮が欠落して、そして、人間の指針をゼロにする戦いが起き、破滅する。そしてまた、初めて新しい体制が出来て行く。こんな繰り返しをしないと、人間はダメなのかもしれない。人間は、お利口そうに見えてバカなのだ。頭が良くて普通なら、バカな事件は起きないはずだ。「バカに付ける薬はない」。【了】
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