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殺人事件が教えてくれた「犯罪をなくす力が必要」

【PJ 2006年10月09日】− 広島県廿日市市で発生した殺人事件は今月5日で2年目をむかえた。

事件を振り返る
 2年前の10月5日、広島県廿日市市上平良にある住宅で、午後3時頃、当時高校2年生の女子高生が自宅に侵入してきた犯人に刃物で刺され、殺害される事件が発生した。殺害された女子高生のほか、祖母も大けがを負った。

 事件現場の隣にはアパートがあり、住宅から7分程度歩いた場所には小学校がある。事件当時、PJは事件が発生した約2時間後に付近を通りかかり、事件の発生を知った。翌朝、現場を再び通ると、住宅の外では、警察官が関係者以外の人が立ち入らないように監視し、近隣の住民は不安そうに現場を見ていた。また多くの報道関係者が現場にいて事件を報道していた。

未だに捕まっていない犯人
 事件から2年が経った今も女子高生を殺害した犯人は捕まっていない。事件の捜査本部が設置されている廿日市警察署がJR廿日市駅や広島電鉄の駅で犯人逮捕への協力・情報提供を呼び掛けるビラを配布している姿を何度か見かけた。今月1日、廿日市市は雨が降っていたが、警察による自宅周辺などの聞き込み捜査が行われた。5日にも、廿日市高校などでビラを配る活動が行われた。

地域の課題
 廿日市市の地域の体質として「他人に無関心・自分勝手」「年功序列」があるといわれる。他人がやることに興味はなく、ゴミのポイ捨てがあっても気にしない。廿日市市の県道30号線ではスピード超過や、追い越し禁止区間での追い越しなどの違反者は多く、警察官のパトロールだけではなく朝、パトカーを近くの駐車場や道路脇に止めたりして監視活動を繰り返している。

 7日の朝7時過ぎ、廿日市市友和の県道30号線で土木建設会社の赤紫色のトラックが危険な追い越しと規制速度を超えて運転していたことをPJは目撃した。これほど交通安全が脅かされているのに、対策は進んでいない。

 地域内の交流も薄い。年配者と若い世代の上下関係が厳しい場面もあり、高齢者と若い世代との対等な会話や交流は少ない。このような地域の課題は不審者を発見するのが難しく、また地域が一体となっての事件を防ぐ抑止にはならない。

 こうした地域の課題はなくさなければならないと立ち上がる人も増えている。殺人事件があった後、事件を風化・繰り返させまいと廿日市市上平良などの地域住民による地域パトロールが誕生した。上平良交差点や小学校付近で地域の安全、防犯パトロール活動を見かける。

各人が地域社会の役割を担うことが重要
 廿日市市内では、今年も廿日市市原で殺人事件が発生し、PJと同じ地区に住む住人が逮捕された。このような事件が繰り返されてしまうのは非常に残念だ。こうした事件を繰り返させないためにはどうすればいいのか。それは全ての人が自分の役割を果たすことが求められる。しかし、現在我々には自分に見合う地域社会での役割を知る仕組み・制度がなく、また役割を果たすことの重要性を知る機会もない。

 知らないために役割を果たせず、結果的に犯罪に結びついてしまうのだ。誰もが自分の地域での役割を知り、果たすことに留意していれば、「人は自分の役割を精一杯果たして生きることが何よりの幸せ」だと知り、多くの人が地域の安全、平和を守り合えることもできるのではないだろうか。

 人が仕組みや制度で淘汰・管理されてしまうことに反対する人もいるだろう。しかし、こうした犯罪がなくならないから力が必要なのだ。PJは時間があるとき、性犯罪の撲滅を願って女子生徒へのあいさつ運動を実施しているが、これからは女子生徒を守ることも“自分の役割”の一つとして、中学・高校年齢を問わず女子生徒との交流など、活動をさらに広げたい。【了】

■関連情報
PJニュース.net
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 塩田 賢寿【 広島県 】
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