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無理はダメだよ、両トウシュ。桑田クンに小沢クン!

【PJ 2006年09月26日】− 読売巨人軍の桑田選手が自分のホームページで退団を表明した。驚いたことに現役引退ではない。引き取り先があれば移籍するというが、物好き球団があれば幸い。とても希望どおりになりゆくまい。この元名選手、なにか勘違いをしている。

 桑田真澄、大阪八尾市の生まれの38歳。かつては清原和博とのKKコンビで知られた名選手だった。最優秀選手に選ばれ、沢村賞に輝き、8回のゴールデングラブ賞が何よりの証拠。念願の200勝間近なのに「なぜジャイアンツは」「なぜ原監督は」とスポーツ紙は書きたてる。読んだフアンは涙を流す。

 だが桑田クン、もう限界なのである。引退試合かと言われた2軍のゲームで物の見事に敗戦投手になりながら、何ゆえにそう気張るのか。なぜ君はジャイアンツのコーチに就任できないのか。退団の理由は何なのだ。原辰徳監督との確執が原因なのか。自らに非はないというのか。事実を知っていて記事にしないスポーツ記者。背番号18を背負いながら、監督にも球団フロントにも意思を告げずに退団する元名選手…。「涙の転進」などいくら騒いでみたところで、スポーツ紙の増部を促進するだけの話でしかない。

 片や小沢一郎民主党総裁、旧東京市下谷区まれの64歳。元来持病をもつ身。党大会に先立つ20日、21日の硫黄島パフォーマンスの無理がたったようだ。25日の席上、冷や汗かいた映像がゴールデンタイムに流れ出た。管直人代表代理が言う「数日間の検査入院」を信じる声は少ない。アンチ安倍新政権へブレが生じた。ほころびが見え始めたのだ。民主党新執行部体制に激震が走り、自民党内に安堵の声が聞こえた瞬間だった。25日午後7時、首相官邸を出る自民党総裁安倍晋三氏、「一日も早い回復をお祈りいたします」とのコメントを出したというが、父晋太郎氏に引き換え身の幸運をさぞ喜んだことであろう。

 そうだ小沢クン、もう限界なのである。心臓に欠陥があっては到底、安倍新政権の対抗軸にはなりえない。与野党に人気の高い「意気軒昂な」渡部恒三さんを「最高顧問」に追いやっての首脳人事。肌に「冷や汗」感じた民主党幹部が多かったはずだ。季節は夏から秋へとの変わり目。時代は時々刻々変化している。「いまだ覚めず春草池塘の夢」。栄光の価値観など何時までも護持していてはならない。

 桑田投手に小沢党首、どっちも同じパターンなのだ。出処進退を間違えているのである。球界も政界も「勝ってナンボ」の世界。如何に気力充分であっても肝心の体力が衰えてはケンカにならない。ゼイゼイ咳き込みながらの「トウシュ登板」はブラックジョークなのである。在任中の功績は毀誉褒貶あい半ばするとはいえ、この日総理引退表明を出した小泉純一郎クンに見習ってはどうだと言いたい。

 人間、散り際が肝心。政界の実力者という名に固執し、往年の速球に拘泥してはならない。季節はずれの一句“散る桜、残る桜も 散る桜”を、桑田、小沢「両大トウシュ」へのささやかな餞の言葉と致したい。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資【 茨城県 】
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