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え?嘘でしょ、ネズミと南京虫の出るニューヨーク

【PJ 2006年09月26日】− 【NY発】デイリーニューズ紙(9月20日付)にとんでもない記事が載っていた。東南アジアの安宿でもないのに、ニューヨークで南京虫(bedbug)が大量発生しているというのだ。

 ベッドバグと言えば、映画「心みだれて」を思い出す。美容師同士の、「Don’t let the bedbug bite(南京虫に刺されないようにね)と恋人に言ったのよ」などという会話を聞いている時に突然、メリル・ストリープが夫の浮気に気付くというシーンがあった。

 これは、恋人間や親子で交わされる単なる他愛ない冗談のような表現なのだが、現実にニューヨークにベッドバグが襲来し、マットレスや家具にひそんで夜になるとヒトサマを刺しているのだ。「ひどいもんだ、寝たくなかったね」「痛いし痒い、頭から離れないよ」「駆除した今も糸くずを見ただけでぞっとするね」と大学生が言う。

 去年928件寄せられた苦情が、今年度は4638件に増えているのだそうだ。原因はわかっていないものの、エキスパートは、中古家具を買う人や旅行者、古い家の住人が多いからと分析している。家の中の割れ目などは封じ、旅行から戻ったらバゲージや洋服はクリーニングする、マットレスには掃除機をかけるなどの対策を取るよう薦めている。

 「今や南京虫はラットや家ねずみと並んで駆除対象のトップ3です」と駆除業者が言っている。私の滞在先に南京虫はいないが、家ネズミとは一度遭遇した。ドアの下の隙間から侵入したらしい。クロゼットに日本から持参した乾物を置いていたのがいけなかった。夜中にカサコソと音がするので、(ハハーン、ネズミだな)と私はピンと来た。以前滞在した友人のアパートにもネズミが出たのでニューヨークにネズミが多い事は知っている。ネズミの出るホテルに泊まってひどい目に遭った事もある。

 一体どのぐらいのサイズのネズミかと恐る恐る明かりを付け、気配を伺っていたら、大慌てで逃げて行ってくれたから助かった。ごく小さいネズミだったが、「ギャーッ」という私の悲鳴はフロア中に響き渡ったはずだが、隣人は誰も驚かなかった。翌日「出たんでしょ、ネズミ」。それでお終いである。グッドニュースは、苦情を言った訳でもないのに大家さんが家賃を30ドルまけてくれたこと。食べ物を片付けて以来ネズミは出ていない。【了】

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「裸のニューヨーク ALERT」
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 工藤 明子【 東京都 】
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