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出会い系航空会社 ビーマンバングラデシュ航空

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出会い系航空会社 ビーマンバングラデシュ航空
上)記者が乗ったバンコク経由ダッカ行き、ビーマンバングラデシュ航空BG73便。7月28日、成田で。下)ビーマンバングラデシュ航空、成田発ダッカ行、BG73便の機内食。ベジタブルカレー、海老カレー、パン、サラダ、和菓子というメニューだった。午後2時に過ぎに出されたものなので、昼食だろうか。7月28日、BG73便の機内で。(撮影:山本宏樹)
【PJ 2006年09月26日】− 「BG73便は使用機材到着遅れのため12:15に遅れる見込みです」―― よく遅れると聞いていたビーマンバングラデシュ航空は、わたしが取材に旅立った今年7月28日の便も一時間以上の遅れが出た。わたしはバングラデシュを訪れるため、同国の航空会社ビーマンバングラデシュを選んだ。ビーマンの安さは有名で、特にバックパッカーたちに人気の高い。「ダッカに無事着ければそれでいい」最初はそう思っていた。

 午前11時20分の出発は12時15分に変更され、さらに機内準備の遅れということで、最終的に全員の搭乗が許可されたのは12時36分だった。一時間以上の遅れだ。ビーマンバングラデシュ航空はほかの航空会社ともひと味もふた味もちがった。機内に入るとたちまちバングラデシュ独特のほのかなスパイスのにおいが広まっていた。キャビンアテンダントの女性は何も言わず指で指して座席を誘導する。ノイズだらけのテレビ(後に回復)。ノイズだらけの機内放送(これも後に回復)。天井板は剥げていた。

 ネガティブな部分ばかりを書いたけれども、わたしの最終的な評価は非常に高かった。機内食のバングラデシュカレーはとてもおいしかった。そして、この飛行機にはほかのものに比べ、一段と違うものは「乗客」だった。わたしが今まで乗った中で最も「面白い」飛行機だったと感じるのは、乗客の多くを占めていたバングラデシュ人の国民性があってからこそなのだろう。わたしの乗ったのはバンコク経由ダッカ行きの便。成田を発ったときの乗客は日本人とバングラデシュ人半分ずつ。バンコクでの乗客の乗換えののち、日本人らしき乗客は3人しか見当たらなくなった。殆どがバングラデシュ人で、そこには「小さなバングラデシュ」が出来上がっていた。

 よくしゃべり声の聞こえる機内だった。バングラデシュ人は、知らない人にもすぐ話しかけて、ずっと話す。かれらはすぐボンドゥ(=友だち)になれるのだ。わたしもそうだった。後から聞いた話だが、あるバングラデシュ人は偶然わたしの前の席に座っていた日本人大学生に「同じ国なのに後ろの日本人となぜしゃべらないのか」と訪ねたのだという。後ろの席に座っていた日本人というのがまさにわたしで、その後彼とは数日間バングラデシュを旅することになる。

 結局、機内で読もうと成田空港で購入した『東京ウエストゲートパーク』は十分の一も読み終わらないまま、バックパックの底に入ったままの存在となってしまった。渡航前の連絡がうまくいっておらず、知人が空港に迎えにこれなかったときも、飛行機で知り合ったバングラデシュ人がその知人に電話をしたりタクシーを手配してくれ、無事着くことが出来た。彼の口癖は「俺が助けてやるから」。バングラデシュにはそんな親切が溢れていた。そんな変わった、そして暖かいバングラデシュの旅、あなたも一度いかがだろうか。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 山本 宏樹【 東京都 】
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