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3割は目利き外人バイヤー!骨董祭=東京・平和島

3割は目利き外人バイヤー!骨董祭=東京・平和島
バイヤーの商談の場としても定着し、ブームから成熟期に入った骨董市。大田区・東京流通センターにて。(撮影:伊藤昭一、23日)
【PJ 2006年09月25日】− 仏教守護神像の隣に、獅子頭。置かれたレトロな電話ボックス。物珍しいが、どこか見慣れてしまった光景でもある。平和島・秋の骨董祭(大田区・東京流通センタービル)は、22日〜24日まで開かれた。28年前から始まった屋内会場・全国最大規模の平和島・骨董祭は、日本の骨董市場の動向を端的に反映すると言われている。

 12ー13年も前の話だが、当時は、外人はちらほら見られる程度。横浜から来た骨董屋さんだったか、青い目をした奥さんが赤ん坊を背中にオンブして、店番をしていた。出物も鎧兜などの武具から、江戸時代商家の看板、関東大震災の被害状況を絵葉書にしたものなど、骨董印刷物など、種々雑多の珍しさが多彩であった。

 土曜でお彼岸の休日。浜松町から東京モノレールに乗ったら、いつの間にか特急が出来ていたのに気付かず、羽田までノンストップで行ってしまった。あわてて、各駅停車で流通センター駅に引き返す。駅は改築の工事中だった。センタービル1Fには、以前はなかったタリーズコーヒーが店を構えていた。会場の2Fは、内装がリニューアルしてあり、トイレがきれいになっている。会場内に入ると、東南アジア系の人が「すみませんね。ちょっと失礼」と、流暢な日本語で、脇をすり抜けていく。主催の(株)骨董市のデーターによると、英米、東南アジアなどからやってくる外人バイヤーが入場者約4万人のうち、約3割を占めるという。

客はテレビ番組「なんでも鑑定団」で知識武装?
 熱心に見物している50代の主婦の一人に感想を聞いた。「初めて来たので、とにかく店の多いのに驚きました。西洋アンチークより、和風と中国、アジアなど東洋物が多い感じです。それと、民芸品などで、骨董的新品があること、骨董品を入れる桐箱や皿掛けが新品で沢山売っていて、結構みなさん買っていくのが意外です。一番印象的なのは、レトロ電話ボックスの中の壁掛け電話にカギがついていたことです。昔は電話にカギがついていて、勝手に掛けられないようにしていたのでしょうか」と、その時代を思んばかるのも楽しみの一つのようだ。

 連れの男性は「あまりもっともらしい物などは、どこかに作り上げた偽者ではないか、と疑いたくなるのもありますね」と、なかなか鋭く観察していた。日頃からテレビ番組「なんでも鑑定団」をみているという。素人ながら、知識武装は出来ているらしい。

 たしかに、いかにも骨董的なものが、大勢を占め、意外性のあるガラクタ品などは、影をひそめた。マニアかプロのバイヤーが増え、商談の場にも変わってきているようだった。また、安いものは安いが、高いものは高い、という点がはっきりして、そこそこ骨董味を楽しめる中間価格のものが少なくなった。出物価格の2極分化の傾向が顕著のようだ。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
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