東京・上野の国立科学博物館で行われている「YS-11 国産旅客機44年の航跡」の会場には、YS-11の風洞模型などが展示されている。(撮影:吉川忠行)

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9月末で国内のエアラインでの運航を終える戦後初の国産旅客機「YS-11」の軌跡を振り返る「YS-11 国産旅客機44年の航跡」(国立科学博物館、日本航空協会主催)が、東京都台東区の国立科学博物館で開かれている。10月22日まで。

 YS-11は第2次世界大戦後、GHQにより航空関係の活動を7年間全面的に禁止された日本が、初めて自国で開発を行った双発旅客機。設計にはゼロ戦の開発に携わった故・堀越二郎氏をはじめ、戦前に航空機開発を行った技術者が参加した。総生産機数は182機で、国内のエアラインのほか、自衛隊や海上保安庁など官庁でも使用され、海外のエアラインでも採用された。

 同展ではYS-11の風洞模型や計測機器、マニュアルのイラストなど開発に使用されたもののほか、1964年の東京オリンピックでYS-11が運んだ聖火保存筒やトーチなど170点を展示。また、現在国内で開発が行われている航空機や、戦前の国内エアラインに関する資料も並べられている。

 開館時間は午前9時から午後5時(金曜のみ午後8時)まで。毎週月曜休館(10月9日は開館、10日は休館)。入場料は一般・大学生500円、小・中・高校生無料。関連イベントとして紙飛行機教室などが行われる。問い合わせは同館広報・学習支援担当(月〜金曜:電話03-3364-7103、土日祝日:電話03-5814-9875)まで。【了】

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