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宮内被告「守りの砦崩れた」

宮内被告「守りの砦崩れた」
20日、東京地裁に入る堀江被告(撮影:吉川忠行)

社員より交際相手心配の堀江被告に不信感 第6回公判

【ライブドア・ニュース 2006年09月20日】− ライブドア(LD)事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた元社長、堀江貴文被告(33)の第6回公判が20日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で開かれた。検察側証人として2度目の出廷した前財務担当取締役、宮内亮治被告(39)=分離公判中=は、主尋問で堀江被告の関与を供述するようになった経緯について詳述。当初は堀江被告を守ろうと考えていたが、社員よりも交際相手を心配する様子に不信を強め、「守りの砦がガラガラと崩れていく感じだった」と証言した。

 宮内被告の証言によると、同被告は今年1月の強制捜査後、他の幹部と相談し、会社を守るために堀江被告だけは逮捕されないようにしようと決意。部下には「社長を守ろう。全部俺のせいにしろ」と伝えた。
 
 一方で、堀江被告は「俺は知らないよね」と周りに確かめるように話した上、「社員より“他の人”がかわいそう」と発言したという。検察側が「“他の人”とは誰か」と問うと、「お付き合いしていた人だと思う」と話した。

 こうして若い社員を中心に堀江被告への不信感が強まり、部下から「本当のことを言った方がいい」と説得されたこともあったと述べた。宮内被告は「社員には相当衝撃的だったようだ。守りの砦がガラガラと崩れていく感じだった」と振り返った。

 また、堀江被告が関与を否定していることについては「周りは『ありえない』という意見がほどんどだった」と証言。「我々の認識としては当然知っていると思っていたが、社長の中では忘れているのか、記憶が書き換わっているのか」との見方を示した。

 このほか宮内被告は、沖縄で自殺したとされる野口英昭氏がライブドアグループを辞めた理由についても、「本人の前で言いにくいが、堀江が嫌いだったからだ。『お前(堀江被告)が営業を語るな』とよく言っていた」と明かした。

 また、公判では、ライブドアマーケティング(現メディアイノベーション)2004年中間期決算での架空売り上げ計上についても取り上げられ、宮内被告は報告を受けた堀江被告が「いいじゃん」と了承したと証言した。

 法廷内で堀江被告は、証言台の宮内被告の横顔をじっと見つめたり、時折メモを取るなどこれまでと変わらない様子だったが、宮内被告が「野口さんは、堀江のごう慢なところが嫌いだった」と証言すると、思わず苦笑い。一方、宮内被告は法廷を後にする時、笑みを浮かべながら被告人席の堀江被告を見ていた。

 次回公判は25日に開かれる。当初、検察側の主尋問の予備日として設定されていた22日は、取りやめになった。【了】

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