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そして、冒険は続く。―松本山雅FCの冒険

そして、冒険は続く。―松本山雅FCの冒険
天皇杯1回戦をPK戦の末に勝利し、勝ち名乗りを上げる松本山雅FCの選手たち。17日、松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で。(撮影:多岐 太宿)
【PJ 2006年09月18日】− 9月17日、サッカー天皇杯の1回戦が全国各地で行われ、長野県代表の松本山雅FCはホームグラウンドの松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で、京都府代表の同志社大学をPK戦の末、撃破。2回戦に駒を進めた。

 京都府代表に選ばれた同志社大学は京都府予選決勝でJFLの佐川印刷を倒した強豪チーム。来年のJFL昇格に向けて気持ちを切り替えたい松本にとって、全国を体感するための絶好の舞台となった。1600人を超える観客の多数が松本サポーター。まずは1回戦を突破し、期待に応えたいところ。

 試合開始当初は松本ペースで試合を進めるが、フィニッシュの精度に欠き、なかなか先取点を奪えない。そんな中、均衡を破ったのは同志社。中央を破った同志社選手のシュートは松本ゴールに突き刺さる。しかし、松本も後半開始すぐに白尾のゴールで同点に追いつく。

 その後、松本はMF土橋宏由樹の一発レッドカードで退場。誰もが目を疑う判定に、苦戦を強いられる。一方、同志社もイエロー2枚で選手が退場。10人対10人となり、試合は動かずに1−1のまま延長戦へ。

 延長開始直後、松本は同志社に勝ち越しのゴールを許すが、負けじとFW小澤修一が起死回生の同点ゴール。2−2のまま延長戦も終了し、PK戦に突入する。

 メインスタンドから多くの松本サポーター・ファンがゴール裏に移動し、松本のGK大野恭稔に声援を送った。声援を受けた大野は、ゴール前に仁王立ち。同志社4人目がシュートミス、5人目のシュートを見事弾き出し、その瞬間松本の勝利が決定した。

 「次は厚別だ!」爆発するゴール裏で、喉を枯らしたサポーターが誰彼となく叫んでいる。そう、一息入れる間もなく、23日午後1時から札幌厚別にて2回戦を大分県代表の新日鐵大分と行うことになる。Kyuリーグ2位の強豪相手にどんな戦いを見せてくれるのか。松本山雅FCの冒険はまだ終わらない。

選手の背中を後押しした、サポーターの力
 全般的に松本山雅FCが試合を優位に進めていたものの、JFLクラブを下した実力はまさに疑いようのないものだった。京都府代表の同志社大学はタフなゲーム運びで先制点や勝ち越し点をあげるなど、松本を突き放しにかかった。

 不安定なジャッジにより2点が“幻のゴール”にされ、MF土橋宏由樹が一発退場になるなど幾度と無く危機を迎えた松本。疲労で足の止まり始めた選手たちの背中を後押ししたのは、紛れも無くホームの大歓声だった。サポーターグループ「ULTRAS MATSUMOTO」のコールリードの下、メインスタンドに陣取る観客も熱い声援を送った。

 PK戦に突入後、メインスタンドの観客は子供を中心に大移動。大きく膨れ上がったゴール裏から響く大声援は目に見えない力となって松本の選手たちを更に鼓舞した。松本にあって、同志社にないもの。それは間違いなくサポーターの力だった。【了】

■関連情報
9月17日(日) 2006年天皇杯1回戦
松本山雅FC 2−2(PK 4−3) 同志社大学
得点者:白尾 小澤(松本山雅FC)

GK:大野
DF:矢畑、川上、三本菅、李峰日
MF:石堂→深江(晃)、斉藤、小澤、土橋
FW:奈良、白尾 
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 多岐 太宿【 長野県 】
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