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安倍氏が千葉・柏で演説、具体内容は無し

安倍氏が千葉・柏で演説、具体内容は無し
「危ない!人権擁護法案」のプラカードを持つ男性も。16日、千葉・JR柏駅前で。(撮影:清村 恵子)
【PJ 2006年09月18日】− 9月16日、JR常磐線柏駅(千葉県柏市)で安倍晋三内閣官房長官の街頭演説が行われた。今ひとつ安倍氏のことがつかめなかった私は、生の姿を見て肉声を聞くことで、何か分かるかもしれないと思い出掛けたのだった。

 会場となった東口のダブルデッキには、日の丸をあしらった旗がそこかしらになびいていた。一瞬、戦国時代の軍旗のように見え、ギョッとする。報道陣も詰め掛け、ダブルデッキは人・人・人で埋め尽くされていた。

 地元・千葉を始め、埼玉、新潟からも新人議員らが応援に駆け付け、しきりに安倍氏を「戦後の生まれ」「人柄がいい」と持ち上げていた。肝心の安倍氏の演説は「美しい国づくり」を連呼する。耳に聞こえのいい言葉をよどみなくしゃべる彼は、確かにスマートだ。けれども少しも「気持ち」が感じられない。

「新しい時代を切り開く日本にふさわしい憲法の制定」
「再チャレンジできる仕組みを」
「教育の仕組みを変える」

 本で言えば「見出し」の部分しか話さないので、中身が見えない。人によってその言葉の受け止め方が180度違ってしまうかもしれないと思うと、とても不安だ。「教師免許更新制度にしても、誰のための制度にするのか。お上のいうことを聞かない教師を解雇する武器に使われなければいいのだが。地方分権も確かに必要だが、国の責任を放棄することのないようにしてもらいたい。

 格差社会は経済成長の証しとして認めながら、「週3日は家族で食事ができるようなワークライフバランスに」と言う。格差社会は競争社会だ。しかも再チャレンジの機会を与えて、もっともっと頑張らせようというのだから矛盾している。必死に這い上がろうとする人たちにそんな余裕が持てるのだろうか。

 具体的なことを一切話さないのは、安倍氏の作戦のように思えて仕方がない。突っ込みようのない「美しい」言葉を並べる裏で何を考えているのか、私たち国民一人ひとりがしっかり見ていかなければと思う。【了】 
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 清村 恵子【 千葉県 】
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