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PJニュースと植草一秀氏

【PJ 2006年09月17日】− 植草一秀氏の痴漢行為は、1度目は98年、東海道線の上り電車で。平塚の講演の帰り道、横浜─川崎駅間だった。2度目は、品川駅高輪口のエスカレータで女子高生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われ05年3月23日、東京地裁から罰金50万円と手鏡1枚没収の有罪判決を受けた。3度目は今回、電車内で女子高生に痴漢をしたとして、警視庁蒲田署は14日までに、東京都迷惑防止条例違反の現行犯逮捕した。植草容疑者は犯行時かなり酒に酔った状態、と言うことだ。

 PJニュースでは、去年の7月に、8回の連載を組んで、植草氏にインタビューしていた。タイトルは、「私は無実潔白だ」植草秀一氏だった。

 記事は、個人の責任で、書いているとは言っても、8回もの連載は、そうはない。PJニュースの編集方針と思われても仕方がない。同じPJ(パブリックジャーナリスト)として、ほっかむりしているわけには行かないと思ったので、全8回を読み直してみた。インタビューの中身は、植草氏の思いを聞き出していた。最後の「振り返る」に、下記のようにあった。

 「最終的に事実を知っているのは、犯行を否認する植草さんと、犯行を目撃したと主張する警官の2人であることは言うまでもない。同記事の連載目的は、植草さんの無罪擁護を目的にしたものではない。ほとんど発言をする場を奪われていた同氏の証言から、捜査に当たった警察と、それを受けて報道をしたマスコミが「デュープロセス」、つまり、法やルールに基づいて適正な手続きを行ったかどうかを、読者とともに考えることを目的とした。」とある。
「私は無実潔白だ」、植草一秀氏を振り返る
より。

 犯罪を報道すれば、真実は何かを追求することになる。ところが真実は、犯人と、被害者、警察関係者が複雑に混じって、追究するのは、難しい。その追求のためにこそ司法のプロセスはあるのだが、神ならぬ人のすることで、司法にもミスが出るのは、過去の冤罪事件が証明している。PJとして、植草氏のインタビューは良かったと思うが、無罪擁護を目的としているのでなければ、植草氏を肯定するかのようにも取れるタイトルは、まずかったかもしれない。

 振り返りは、次のように続く。「しかし、これまでにも、松本サリン事件でえん罪になった河野義行さんなど、無実の市井の人々がほとんど社会から抹殺されそうになった例もあり、警察とマスコミの怠慢は、まさに日本社会における国民の人権と民主主義を脅かす。」これ自体はその通りで、今後の報道姿勢は、変わらないと考える。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 安居院 文男【 東京都 】
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