左から堺正章さん、近藤真彦さん、東儀秀樹さん、魔娑斗さん
 イタリアの伝統レース「Mille Miglia」誕生から節目の満70年にあたる1997年に姉妹イベントとして始まった「La Festa Mille Miglia」。今年で10周年を迎え、参加するオリジナル・クラシック・スポーツカーは126台と過去最大のスケールとなり、一歩づつ着実に前進している。

 開催にあたって記者会見が14日、テレビ朝日プレゼンルームで行われた。2度の優勝を誇る堺正章さん、8年連続して出場し、自らもチームを持ちモータースポーツ界に精通している近藤真彦さん、K−1ファイターで初参戦の魔娑斗さん、2年ぶりの出場で今回はドライバーでの参戦となる雅楽演奏家の東儀秀樹さんが参加者を代表して挨拶を行った。

 「Mille Miglia」とは、イタリア語で「1000マイル」を意味する。原宿明治神宮をスタートし、福島県裏磐梯、栃木県ツインリンクもてぎなどを経由して神奈川県横浜元街まで1都9県を4日間かけて行われる。

 レースはスピードを競うのではなく、決められた時間内にチェックポイントに辿り着けるかをポイントに換算して順位を決める。しかし、第一回大会から掲げる『古いものに敬意を』『いくつになっても心・少年』『イベントに参加するすべての人々と友情の輪を広げる』という基本精神を忘れず「レースを楽しむ」ことを第一に掲げている。

 会見で堺さんが「若い方が出てきて刺激になる。今年も上位狙う」と語れば、近藤さんは「先日、引退を発表したミハエル・シューマッハがこのレースに参加して、勝つまで走り続けたい。」と赤い皇帝に挑戦状を叩きつけた。また、昨年は仕事の都合で参加できなかった東儀さんは「47歳でペーペーでいられる気持ちは新鮮。初めてドライバーとして参加するので完走できればいい。仕事以上の価値はある。」と「La Festa」を絶賛した。K-1ファイターの魔娑斗さんも「友人からつらいと聞いたので走りきった後の充実感を楽しみにしている。」とスポーツ選手らしいコメントを残した。

 「La Festa Mille Miglia」がブームではなく文化として認知されるまで、まだまだ道のりは長い。しかし、着実とゆっくり遥か彼方の「ゴール」へ向かって歩んでいることは確かだ。10月14日、新たな歴史の1ページが幕をあける。