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治安版「ハインリッヒの法則」とは?治安回復の特効薬!

【PJ 2006年09月14日】− ハインリッヒの法則とは労働災害における経験則の1つで、ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが導き出した法則である。『1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異状が存在する』というものだ。つまり300の小さな異状と29の軽微な事故というピースがピラミッドのように積み重なり合い、それが限界点に達することで“必然的”に重大事故が引き起こされるというものだ。この法則の優れた点は、条件を満たした時、事故は必ず発生するという “必然性”を唱えている点である。

 優れたこの法則は労働災害の分野だけでなく“治安維持”の分野に応用可能だ。今や日本の安全神話は崩壊している。ただ指をくわえて治安悪化を見守っていられる程、呑気な時ではない。1つ凶悪犯罪が単一的な原因で引き起こされる事は稀であり、複合的な悪条件と複雑な犯行動機が絡み合って発生する。

 マナーやモラルなど、社会の最低限のルールを守らない人々の悪い心が300集まれば、必然的に悪い環境が出来上がる。悪い環境が出来上がると、そのにおいに誘われて悪人が集まり、また善人も悪い環境に侵食され、さらに事態は悪化する。そこからは道徳や良識といった秩序の感覚が失われ、悪人が跋扈しやすくなり犯罪が起こりやすい環境が完成する。

 その悪い環境の数が増加し、29に達すれば必然的に軽度な犯罪が起こる。軽度な犯罪が日常的に発生するようになると、いよいよ悪条件の準備が整ってきた。全ての悪条件の準備が整った、その時“必然的に1つの凶悪犯罪”が発生する。1つの凶悪犯罪の背後には、29の悪い環境があり、その背景には300の人々の悪の心があるのだ。

 以上が“治安版・ハインリッヒの法則”の一連の流れとなる。我々が良識や道徳を守る事ことで悪の種子を摘み取る行為になり、それが本質的な治安回復へと通じる手段である。300個の小さな悪の種子を摘み、29個の悪い環境を撲滅すれば、絶対にその場に“一輪の悪魔の花”は咲かない。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 藤原 和也【 大阪府 】
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