中尾にローキックを放つ中村 【写真提供:GBR】
 9月10日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『PRIDE無差別級GP2006』。第6試合で行われた、中村和裕(日本/吉田道場) vs 中尾“KISS”芳広(日本/フリー)の一戦は、中村が判定の末、3-0で勝利を挙げるも、両者決め手に欠く内容に、場内からはブーイングが巻き起こるなど後味の悪い試合となった。

 1Rには、中村が近い間合いから飛びヒザ蹴りで中尾に出血させたが、攻撃的なシーンはその程度。3Rには両者にイエローカードが出るなど、積極性を欠き、激しい闘いを求める場内のファンからは厳しい反応も。

 そのファンの気持ちが通じてか、勝った中村は試合後の会見で「こないだ(7月1日のサイボーグ戦)、一本で勝ったのにまた振り出し戻ったなぁ。正直、力不足だったかなぁと思います。もっと精神力をあげて、コンディショニングをうまく作って…。ブーイング?しょうがないです。攻め切れなかったし。非常に悔しいです。それだけ」とうつむいたまま話した。

 敗れた中尾も「非常に悔しいというのが率直な感想。カウンター待ちという作戦だったが、相手もカウンター待ちで…。(中村は)小さくてスピードがある。いつも自分がやってることをやられた。1発1発の強さでは取ったが、手数でやられた。勝負どころで(相手が)強かったんじゃないかなって思う」と試合を振り返った。

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