F1第15戦イタリアGP決勝レースが10日、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(全長306.720km、53周)にて行われた。ここまで、ドライバーズ・ランキングでトップのフェルナンド・アロンソ(ルノー)を12ポイント差で追い掛けるミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。フェラーリはこの日のレース後に来季のドライバーを発表することを明らかにしており、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)の名前が噂される中、今季でフェラーリとの契約が切れるミハエルの去就に注目が集まった。

 前日に行われた予選の結果、ポール・ポジションを獲得したのはライコネン、2番手ミハエル、3番手ニック・ハイドフェルド(BMW・ザウバー)。5番手のタイムを記録していたアロンソだったが、ミハエルのチームメイトであるフェリペ・マッサ(フェラーリ)の進路妨害をしたとの理由により、5番手降格の10番手からのスタートとなった。

 日本時間21時に決勝レースがスタート。序盤はトップのライコネンをミハエルが追い掛ける展開。続いてニック・ハイドフェルドとロベルト・クビカのBMW・ザウバー勢にマッサが抑えられる中、その背後にはスタートで飛び出してオープニングラップで次々と順位を上げたアロンソが徐々に忍び寄る。

 17周を終えて1回目のピット作業を終えたミハエルはライコネンを交わしてトップに立ち、39周を終えて2回目のピット作業をトップ譲ることなく終える。41周を終え、3位クビカと4位アロンソが同時にピットインすると、わずかながらも先にピット作業を終えたアロンソがクビカを交わし、3位浮上に成功する。

 そのアロンソに直後、悲劇が訪れる。アロンソのマシン後方から白煙が吹き出すと、そのままコースアウトしてマシンを止める。10番手スタートから3位まで順位を上げながらも、残り10周まできてレースを終える結果となる。そして22時18分、ミハエルはフェラーリの母国イタリアで大勢の観衆が見守る中、トップでチェッカーフラッグを受ける。2位はライコネン、3位には13戦から途中出場のクビカが入った。これでアロンソとミハエルの差はわずか2ポイント、コンストラクターズではフェラーリがルノーを逆転、チャンピオン争いの行方は分からなくなった。

 レース後の記者会見で、ミハエルの口から今季限りでの引退が発表された。残り3戦に向けて、「ドライバーズポイントとコンストラクターズポイントの両方でチャンピオンを獲得したい」と神妙な面持ちで語った。

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