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「ストップ! 借りすぎ?」、貸しすぎ注意の間違いでは

2006年09月07日07時07分 / 提供:PJ

pj
「ストップ! 借りすぎ」と称するテレビのCMがある。これは武富士、アコム、プロミス等の大手の消費者金融業者たちが寄り集まって実施しているキャンペーンの一環だそうだ。

 このCMは業界の“本音”が滲み出ており、非常に興味深い。借りすぎ注意、との文句からは消費者への責任転嫁が読み取れる。「我々に過失は無い。無計画に借金をする消費者が悪い!」と言わんばかりである。多重債務に対する注意を促すCMというより、金融業者たちよる消費者への皮肉が込められたCMに見えてしまうのだが。

 自己利益の追求のため、消費者に無差別にカネを貸し与えているのは一体、誰だろうか。利益確保のために消費者を借金地獄に突き落とす、それは恥ずべき愚行だ。消費者金融が起因となる一連の騒動を受けて、放送局側もCMを放送しない時間帯を定めるなど、一応の配慮は行った。

 だが、特定の時間帯になると鉄砲堰(ぜき)を切ったようにCMは垂れ流されるわけで、放送局側においては根本的な対策を取るつもりは無いようだ。やはり自身の食い扶持であるスポンサーには、頭が上がらないのが実情だろうか。

 今後、多重債務者を生み出さないためには、金融業者のエゴイズムを封じる必要がある。多重債務に陥る人間や回収の見込みが無い人間には、貸し付けを行えないようにするなど、法律や規則による一定の“縛り”を金融業者に加える事が不可欠だ。貸し付けの際の審査基準の改定やグレー・ゾーン金利の廃止など改善策は山積している。多重債務者を生み出さぬため、金融業者には消費者のストッパーの役目を担っていただきたい。

 さて、消費者金融業者たちは徒党を組み、公共の電波で絶妙な“ボケ”のCMを流している。茶番記事の締めとして、彼らの小粋なボケに“突っ込み”で応えておこう。「あんたら、どう考えても“借り”すぎ注意!やなくて、“貸し”すぎ注意やろうが!」−おあとがよろしいようで。【了】

■関連情報
関連リンク「ストップ!借りすぎ」:http://www.stop-karisugi.com/index.html

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 藤原 和也

関連ワード:
アコム  プロミス  武富士  消費者金融  多重債務  
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