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70歳の挑戦、ヒマラヤ8000メートルに挑む(上)

2006年09月04日07時54分 / 提供:PJ

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70歳の挑戦、ヒマラヤ8000メートルに挑む(上)
ヒマラヤ・マナスル(8156m)に挑戦する、内田耕治さん(70)。9月1日にはベースキャンプ入りした。(撮影:穂高健一)
内田耕治さん(千葉市・70)が公募で参加した『2006年秋 マナスルガイド登山隊』が今月9月23日、世界8番目の標高・マナスル(8156メートル)の登頂をめざす。内田さんは先月27日に成田を発ち、ネパールに向かった。

 ヒマラヤには8000メートル級の山が14座ある。半世紀前までは、ほとんどが未踏峰だった。いまや14座すべて登りつくされた。最近は無酸素登山、冬期登頂、単独行による登攀と、高度な登り方にチャレンジする傾向が一段と強まった。他方で、女性隊とか、公募による高年齢者ヒマラヤ登山が増えてきた。

 マナスルは50年前(1956年5月)、日本山岳会の登山隊が三度のチャレンジで、やっと初登頂を成し遂げた山である。最近は登山道具、登山服、テントなどの軽量化が進んできた。しかし、8000メートル級となれば、いまなお天候の激変、雪崩、クレパスなどの自然の猛威にさらされる。リスクの多い登攀(とうはん)には変わりない。20〜40代の精鋭アルピニストでも強靭な精神力と頑強な体力が要求される。

 70歳にして、なぜマナスルか。内田さんから出発前に話しを聞くことができた。内田さんの海外登山歴は、トレッキングを含めると6回。高所登山として、62歳だった98年には、『中国ムスターグ・アタ無名山塾登山隊』に参加し、7100mまで登っている。62歳の00年には、ネパール・ムラピーク(6470メートル)の山頂に立つ。こうした体験が下地にあるのだ。

 『2006年秋 マナスルガイド登山隊』は主催者側リーダーが3名。公募による隊員は女子2名、男子4名。「大半が50代、60代です」と内田さんが教えてくれた。1人当たりの費用は330万円(酸素ボンベ料金を含む)。費用と所要日数から考えると、公募ヒマラヤ登山の参加者は、生活に余裕ができた高年齢者になる傾向が強いようだ。

 「公募者一人に、シェルパーが一人つきます。マン・ツー・マンで技術、体力面でサポートしてくれるのです」。つまり、酸素、寝袋、食料はシェルパーが担ぎあげてくれるのだという。公募による隊員は一人5〜6キロの荷物を背負う。

 ハイポーター(シェルパー)たちがベースキャンプから山頂へとルート工作を行い、C1、C2、C3とキャンプを作ってくれるのだ。となると、シェルパーとの意思伝達の面で、問題は生じないのだろうか。「語学は気にしていません」と内田さんは過去の体験からはっきり言い切った。むしろ、強い精神的なプレッシャーの下で、日本人どうしの人間関係のほうが難しくなるという。【つづく】

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記者HP:穂高健一ワールド

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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