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誰にとっての「想定外」?シュレッダー事故の教訓

【PJ 2006年08月30日】− 便利な世の中になった。便利なモノが増えて、それと同時に危ないモノも増えた。エレベーター、シュレッダー、湯沸かし器…。階段やハサミ、火しかなかった時は、確かにそれは危ないものと認識されて皆それなりに気をつけていたに違いない。メンテナンスも自分たちで出来る、手の届く範囲の道具だった。

 それがいまどきの便利なモノはどうだろう、専門の技術者にしかメンテナンスを任せられない。自分が危険にさらされている事に気付かない間に、とんでもない危険の中にいることになるのだ。その専門家が「想定外だ」と言えば、それはただの事故としてしか認識されない。便利になると同時になんでも人任せ、機械任せになり、危険を感じる能力まで衰えていっているのではないだろうか。

 便利な道具を使う時、作る時、売る時の心構えとして、便利な物は常に危険な物になり得るという事を想定するべきだ。自分の手を煩わせずに道具にそれを任せるのなら、その危機管理は自分がすべきだ。自然に逆らって新しい道具をどんどん作り出す代償としてそのくらいの事はしていかなければ、人として動物としての感覚が麻痺していつか機械に負けてしまうだろう。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小山 奈美【 福岡県 】
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