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機銃掃射と“オーラの泉”

【PJ 2006年08月18日】− 「あ〜よかった。私の言っていることが嘘ではないことが分かってもらえて。同じ思いをした人がいたのね」と知り合いの女性が言った。彼女は10歳の時、機銃掃射を受けた。「飛行機の人の顔がはっきり見え、ニャッと笑っていたの」と言っていた。その事を聞いた人のなかには、飛行機のパイロットの顔が見えるわけない、と嘘つき扱いにする人もいたという。「でも、パイロットの顔が見えたの」と、戦争の悲惨を語りながら、知り合いの女性は言っていた。

 8月17日に放映されたテレビ番組“オーラの泉”で、三輪明宏氏と海老名香葉子氏が機銃掃射を受けた時の事を語っていた。内容が知り合いの話と同じだった。パイロットの顔が見えた事、ニャッと笑っていたこと。他の人からは、パイロットの顔が見えるはずがないと、嘘つき扱いされたこと。

 知り合いの女性の話と一致するので、テレビの内容を連絡した。60年近く経って、同じ思いをした人の話を伝え聞き、「機銃掃射の話をすると、嘘つき扱いされ、自信がなくなっていくの」と気丈な知り合いは言った。三輪明宏氏と海老香葉子氏と知り合いの女性は、当時10歳位。機銃掃射を受けた場所はそれぞれ違うが、どんなに怖かっただろうか。

 知り合いの女性は、「今までの人生で、一番恐ろしかった事。目の前を歩いていた人は、亡くなったの」と言う。たまたまお母様が、彼女の通学路が機銃掃射を受けているのを遠くから、見ていた。もうだめだ、と急いで家に帰ったら、彼女がいたので、「生きていたの」と腰を抜かしたと言う。

 60年以上も経って、「機銃掃射の時の印象は正しかった。嘘つきではない」とホッとしている人がいる。今も世界のどこかで、戦争に巻き込まれている子供達がいる。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 常陸 薫【 神奈川県 】
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