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「イラク派遣」違憲確認の訴え、大阪地裁が却下

【PJ 2006年08月16日】− 兵庫県西宮市在住の作家で「市民の意見30・関西」代表の小田実氏が14日、「8・14と九条」と題した講演会を開いた集会で、自衛隊のイラク派遣は、武力行使を禁じた憲法9条に違反するとして、小田氏ら約1000人が原告となり、国を相手に派遣の差し止めや違憲確認などを求めた訴訟が7月20日、大阪地裁で請求棄却、却下の判決を言い渡されたことを、参加した市民らに報告した。

 小田氏は大阪地裁の判決で、「原告の願いは、政策批判活動などによって実現されるべきものであり、法的保護に値する利益とは言えない」「原告の権利が侵害されて被害が発生した場合は、損害賠償を求めるべきであり、自衛隊の派遣について違憲確認を求めることは適切ではない」と結論づけられたことを受け、「この判決は、イラク派遣が、違憲か否かを、裁判所は決められない。国会で決めることだ。つまりあなたの一票で決めてくださいということだ。裁判所は何のためにあるのか。何のための裁判なのか。この判決は、日本の民主主義の重大な問題だと考えている」と話し、大阪地裁の判決理由を批判した。

 また、小田氏は、自身が体験した民事裁判について「裁判所の裁判官は、法廷で判決理由すら言わない。結論だけだ。たった30秒くらいだった。私が『裁判官に判決理由は』と怒鳴ったが、すぅーと、法廷を出て行ってしまった」と話した。

 また、小田氏は「弁護士は、原告の代理人に過ぎない。裁判所は、判決書を弁護士に1通か2通、渡すようだ。民事裁判では、判決理由を言わないことを、私は後で調べて知ったのだが、こんなこと、市民に対する侮辱と愚弄だ」と強調した。

 さらに小田氏はこうつづけた。「新聞記者もそんな実情、慣れているのだろう。判決理由は、新聞で見ろと言わんばかりだ。私は判決後の記者会見で、自分の起こした裁判の判決理由を知らずに、記者らに語った。こんな国ないよ」と、報道姿勢に疑問を呈すると共に、日本の民事裁判のあり方が、裁判所本位であることを批判した。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 渡辺 直子【 兵庫県 】
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