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戦争は「神風吹かず」、特攻隊が生命を犠牲にした

戦争は「神風吹かず」、特攻隊が生命を犠牲にした
集会終了後の交流会で、参加した市民らと談話する小田実氏。(撮影:渡辺直子、14日、大阪・弁天町にて)
【PJ 2006年08月15日】− 兵庫県西宮市在住の作家で「市民の意見30・関西」代表の小田実氏が14日、「8・14と九条」と題した講演会を、大阪市立弁天町市民学習センターで開いた。

 講演で小田氏は戦後、憲法9条が制定された意味について「大敗北のあと、日本はもう決して過去の軍備拡大と対外侵略に基本を置いた国の進路を取らないことを決めて、反戦、平和の国のあり方をとって、今日の日本の形を作って来た。そのあり方の基本を定めたのが、憲法9条(戦争と軍備放棄を規定)なのだ」と話し、憲法9条が「平和憲法」であることを強調した。

 さらに小田氏は「神風特攻隊になって、当時の若者たちが、自分たちで神風に化そうとして、神風特攻隊になって、生命を犠牲にした。しかし、神風は吹かなかった。あるいは、『玉砕』して死んだ。2つともに、兵士の死を、当然、必然の前提にした前代未聞の絶望的自殺攻撃だった。兵士たちは死んだが、日本は戦争に勝てなかった。大敗北を遂げたのだ」と、神風特攻隊が自分たちで神風に化そうした現実を悲観した。

 小田氏は当時、神風が吹いて日本が勝利するという言い伝えについて、「当時、誰もがその不安や、危惧を口に出さなかった。新聞、雑誌を見ても、ラジオを聞いていても、日本は最後には勝つという話ばかりだ。その根拠たるや、要するに日本は『神国』で、最後には『神風』が吹くというようなことだった」と話し、今年6月、サッカーの『世界杯』大会での日本対ブラジルの試合で、日本チームがブラジル・チームに文字通り完敗した試合に、戦時中の神風神話とオーバーラップするところがあり、考えさせられた」と、『神風』における自身の感想を、参加した市民らに解説した。

 小田氏は、「『神風』についての私の思いは、私のホームページ内、Web連載「新・西雷東騒」−「神風は吹かなかった」に掲載しています。ご覧いただければ幸いです」と話した。【了】

■関連情報
作家・小田実のホームページ
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 渡辺 直子【 兵庫県 】
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