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不登校生は金(カネ)の卵?500万で卒業証書あげます

2006年08月09日07時43分 / 提供:PJ

pj
不登校生は金=カネの卵なのか?不登校生の話題は、ニート、引きこもりなどと共に、マスコミなどのニュースにたびたび登場する。PJは以前、都内の公立中学校をいくつか回って先生にお話を伺ったが、不登校の生徒は、だいたいクラスに1人はいるようであった。

 そのような生徒の進学はというと、とりあえず中学は義務教育だから中学を卒業することはできる。しかし、その後の高校進学は義務教育ではないので、本人に進学の意思がないと学歴は中卒扱いになってしまう。そこで“待ってました”とばかりに登場するのが、不登校を主に扱う私立の通信制高校だ。

 そこへ入学して卒業となれば、高卒資格を得ることができる。しかし、問題なのは非常に高い学費だ。例えば都内にある某通信制高校は3年間で約500万円かかる。一般の私立高校の学費が3年間で約300万円(文部科学省「平成16年度「子どもの学習費調査」)とすればかなり高い。それでも子供に高卒資格はとって欲しい、という親の気持ちは、藁をもつかむ思いであり、入学させる家庭も多い。

 しかし、学校側は、そういう親の気持ちを逆手にとって、不登校生ビジネスを展開しているのも事実だ。以前、とある都内の私立通信制高校の学校長が「うちの学校経営は“すきま産業”だ」と言い、ビジネスとしてとらえていたのがとても印象的であった。

 そういう学校は、できるだけ多くの生徒を学校に来させるということを主眼としているので、“教育”までたどり着いていない。例えば、“生徒が学校に毎日来さえすればよい”ということから、授業中にヘッドホンをして音楽を聴いていても、携帯電話をいじっていても、生徒を厳しく注意するということができない雰囲気に包まれている。いけないことをいけないと言わない、まさに、その学校内だけの、おかしな世界が存在するのだ。現に、この事実を普通高校の教師に話すと「そんなことあり得るのか?」と驚かれてしまった。

 このように不登校生は、いつまでたっても本物の教育を受けることができないのだ。先ほどの学校長はよく“教育”という言葉を口にしていたが、本当のところ、そこに教育は存在するのか?といった具合である。教師も頻繁に遅刻をし、ダラダラと仕事をして残業代を稼ぎ、飲み代を学校の経費で落とすなど、教師もやりたい放題である。校長いわく、「飲まなきゃやってられないよ」とのことだが。

 そのような学校でも、卒業したら親はとても喜ぶものだ。それをきっかけとして子供達が成長してくれればいいが、本当に3年間の学校生活が生徒にとって血となり骨となる内容だったのかに疑問が残る。正直、『高い金を払って、そこそこ3年間ちゃんとやってくれれば、高校の卒業証書を渡すよ』と言っているみたいなものだ。もともと不登校だった生徒が、甘やかされた環境の中で3年間を過ごし、一人前として本当にやっていけるのだろうか?高い金を払ってくれるからこそ、その子のためにも、厳しく指導すべきところは、ちゃんと厳しく指導すべきだ。

 また、この学校は、高卒した後に、大学に合格しなかったり、進学先が決まらなかったりすれば、系列の専門学校も用意されている。まさに至れり尽くせりというのはこのことである。【了】

■関連情報
記者ブログ:堀口剛のライブドアPJ パブリックジャーナリスト宣言

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 堀口 剛

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