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世界最年少K2登頂成功 親父の心

【PJ 2006年08月07日】− 先週8月1日。東海大学山岳部では、ある偉業が成し遂げられた。山岳部創部50周年記念の年、小松由香さんと青木達哉さんによるK2登頂成功である。

小松さんは困難なルートからの登頂は女性として世界初、青木さんは現在21歳、世界最年少登頂記録である。冷静な判断力が必要とされる登山には、無謀と思えるほどに若い二人だ。登頂から三日後の8月4日、二人は無事ベースキャンプに戻った。奇跡という言葉は使いたくないが、生と死、紙一重の生還であった。

青木達哉さんの父、公達(きみさと)氏は三人の男の子の父親だが、上のお子さんの小学校入学から三番目のお子さんの小学校卒業までの14年間、毎週日曜は三人の子どもたちが所属するスポーツ少年団のサッカーチームのコーチという形で、地域という枠から息子たちに添い続けた。子育ては日々の一見当たり前に思えることの積み重ねであるが、「子どもは自分の自由にならないものだ」というのが本音だそうで、子どもたちに関しては父親として特別なことは何もしていないという。

氏のお話を伺って強く感じたのは、「安定」である。いつもそこにどんと構えて、坦々と子に添う父親。その当たり前さに、大きな心のよりどころとなる「親父(軸)」を見る。今の時代、その当たり前のことが続けられる親がどれだけいるだろうか。

過酷な状況、冷静な判断と強い意志が必要とされるなか、無事下山した達哉さんの精神力を支えたのは何だったのだろう。幼い頃から好きなことには夢中になっていたという達哉さん。自分で決めたことは責任を持って最後までやり遂げなさいと教えた父親の息子への思いは、無事生還という形で守られた。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 山下 真由美【 茨城県 】
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