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ニューヨークと東京のセキュリティ比較

ニューヨークと東京のセキュリティ比較
NYグランドセントラル駅の女性州兵。(2004年撮影:工藤明子)
【PJ 2006年07月25日】− ニューヨークの店に入ると、高級店でなくともセキュリティ(警備員)を見かける。屈強な黒人男性が多い。ショッピングするのに何となく居心地が悪い。911以来、セキュリティ面は格段に厳しくなっている。公共の場で「フォー・セキュリティ・リーズンズ(安全の為)」として荷物をチェックするのは珍しくない。

 70年代にニューヨークに渡った私の友人は、アパートの窓に取り付けられた金属格子の枠(ゲイト)や、ドアに付けられたたくさんの錠前に加えてポリスロックという鉄の突っかい棒を見て、日本でも将来セキュリティ産業が伸びるだろうと思ったというが、確かにオートロックにTV電話、カメラによる監視と一昔前とは比べ物にならないほど安全面の経費が大きくなっている。国連による犯罪率統計(註)を見ると日本はまだまだ安全な国だと言えるが、安全と水はもうタダではない。ホームセキュリティで不審者の警備、侵入の緊急通報システムなどを契約すると月々1万円ほどかかるという。

 ニューヨークの主要な駅には警官や州兵(写真)が警備している。迷彩服に機関銃を下げた姿などをニューヨーカーは見慣れているが、ツーリストはぎょっとする。ビルに入るにもIDが必携である。友人のオフィスビルに顔見知りのドアマンがいてもパスポートを出さなければいけない。

 ランチの配達は階下まで降りて行かなければいけない。オフィスに他人の荷物を置いてはいけない、などなど。あまりに仰々しくて、とあるビルに入る時に「パスポートを忘れたら10ドルをID代わりに出してもOKかしら」とジョークを言ったらセキュリティは「いいかもね」と笑っていたが、日本もこれからどんどんアメリカのようになる、いや、既になっている。先日あるコンサート会場に行ったら屈強の黒人セキュリティがいて、ニューヨークでも普通は警官しかしない身体検査までされた。いくら何でもこれはやり過ぎである。【了】

■関連情報
筆者ブログ「裸のニューヨーク」
犯罪率統計・国連調査(2000年)
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 工藤 明子【 東京都 】
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