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盗作画家「和田義彦」より酷い美術界の先生。

2006年07月18日13時48分 / 提供:PJ

pj
先月、東京芸術大学卒業の国画会会員画家、和田義彦氏がイタリア人画家アルベルト・スギ氏の作品の盗作が72点も判明。本年度芸術選奨文部科学大臣賞を取り消された。過去にも東郷青児美術館大賞、河北倫明賞と蒼々たる受賞歴がありこれも取り消しとなった。一件落着で終わってしまっているが、これらの作品を選んだ審査員が問題であり追求されていないことが許されない。

 「絵画の良く心を示しつづけている画家」と評した美術評論家や美術記者。それと文部大臣はじめ、文化庁関係のお役人、審査員たる各会派の長老や先生の方々。はっきり言って文化美術を解ってない先生たちが多すぎる。一番大切な、プリミティブな、「美」の表現の創造性クリエイティビティを看破する眼をもってるのだろうか。出る杭は打てても、新しい表現者を育成してるだろうか、名誉と名声に居座り仮面をつけ、親分子分の関係で牛耳っている。マンネリ平々凡々が常識と未知なるものへの冒険心は全くないのではないか。

 今も若き、あるいはシニアでも、アーティストは黙々と自分のクリエイティブを信じ表現してる人がいる。優秀なヤツが深く眠ってるはずだ。彼らを発見できることができて、初めて先生と呼べる。終戦以来、日本は「カネ」の世の中となり、文化もごっちゃまぜになり、美意識も最悪の時代を迎えてる。人間と社会のひずみを見れば解ることだ。

 和田氏は盗作でないという。そして国が、偉い先生が賞を与える。そんな世界は美しいのでしょうか。最後に、これは、絵画の世界だけでない、建築、彫刻、工芸、写真、華道、茶道、デザインの世界にも共通してる問題といえる。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹

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