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相次ぐ子殺し親殺し、日本は狂っている!

2006年07月12日09時54分 / 提供:PJ

pj
相次ぐ子殺し親殺し、日本は狂っている!
タイ・バンコックのエメラルド寺院、鮮やかに開いた大輪の蓮華。拠りどころを失った日本人よ、最も恐るべきは自らの子育てだ。(撮影:今藤泰資)
 このところ連日起こる子殺しや親殺し。まるで「報道の定番」のように伝えられる現実に、私たち日本人は麻痺していないか、狂っていないか。NHKの報道によれば、昨年度全国の児童相談所で受け付けた児童虐待数は34,000件を超え、10年前のおよそ13倍にも上るというが、それ以上に、水面下に存在する数字をカウントせねばなるまい。

 4月と5月に韓国へ行った。7月に入って今度はタイに行く機会を得た。韓国の知人や、タイの観光ガイドから、異口同音、相次いで耳にしたのが、「日本人はなぜ親を殺したり、子どもを虐待するのか?」という言葉…。実に恥ずかしかった、情けなかった。こんな実態、国辱以外の何物でもない。

 事件の多発を私はこう分析する。子どもを虐めるのも殺すのも、親を殺すのも、よってきたる原因はただ一つ。日本人が心の拠りどころを失った結果ではないか。韓国中部の国立大学の図書館で、『経済大国 精神小国』と書かれた表題を見て慄然とした記憶がある。親は親らしく権威を以って接触すべきで、そのことを子どもに教えねばならない。家庭の躾といえば「甘やかしすぎるか」か「手厳しく」するだけ。半端な人格形成のまま「大人になった子ども」は、今度は「手に負えないわが子」に、更に手厳しく接する。この循環なのだ。

 韓国では儒教精神が生活の隅々にまで息づいている。言うまでもなくタイは仏教国、その上国王の絶対的な権威もある。だが宗教を忘れた日本人は、神社にゆくのは正月か結婚式。仏教に接するのは葬式だけ。宗教指導者たちは、金儲けと政治に狂奔し信頼を失って久しい。

 何時からこうなったのか、不可思議な国、日本。私たちに出来ることはただ一つ。自分たちの子どもを時に厳しく、また優しく育てることだけだ。「自分たち」とは、日本人全部のことだ。他人の子どもにも叱る勇気を持てと言いたいのだ。時間はかかる、だが遅くはない。そうしなければ間違いなく日本は消滅する。教育とは、文科省や学校現場で行うものではない。家庭と社会の責任なのである。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 今藤 泰資

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