商品価格は単品で「肉盛」が640円「肉鬼盛」が880円(画像提供:ロッテリア広報・ノエルコミュニケーション)

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大手ファーストフードチェーンの「ロッテリア」から発売された「恵方巻リブサンド ポーク」に、「清々しい程に巻いてない」とツッコミが相次いでいる。

一般的に「恵方巻」とは、節分に縁起を担いで食べる巻き寿司のことを指す。上下に分かれたパンで具材を挟んだ商品のどこに「恵方巻」の要素があるのか?広報に聞いた。

「あくまで"恵方巻スタイル"です」

あるツイッターユーザーが名称と形状の不一致を指摘したことで、2022年1月25日ごろからロッテリアの「肉盛/肉鬼盛 恵方巻リブサンド ポーク」が注目を集めている。数量限定で20日から販売されている。

近年では寿司に限らず、ロール状に調理した料理を独自に「恵方巻」と呼ぶ店もみられる。しかし、同商品は上下を切り離したソフトフランスパンでポークパティや玉ねぎなどの具を「サンド」した形状だ。

公式サイトの商品概要を読んでも、なぜ「恵方巻」と名付けたのか言及されていない。

商品名に対してツイッターでは「清々しい程に巻いてない」「なんで巻ってつけたのかなw」「サンドって書いてるし」などと笑いが起こっている。

ロッテリア(東京都新宿区)の広報は27日、J-CASTニュースの取材に、ロッテリアは「『美味しい』だけでなく、『楽しい』が強み」だと伝える。「反響をいただいていることについて大変喜ばしい限りです」ともいう。

恵方巻なのに「巻いていない」という指摘を受けて、担当者はまず、

「ファーストフードでも楽しい節分を過ごしていただきたいという思いから、"恵方巻スタイル"のリブサンド ポーク、題して『恵方巻リブサンド ポーク』を開発いたしました」

と、開発の経緯を説明。そのうえで「あくまで"恵方巻スタイル"です」と強調していた。今回の商品は1984年発売のロングセラー商品「リブサンド ポーク」をベースに、味付けの変更や牛カルビ肉を追加するなどのアレンジを加えたものだという。

今年の恵方は北北西となっている。