F1第10戦アメリカGPの決勝レースが日本時間3日2時(現地時間2日13時)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(1周4.192km、73周)にて行われた。前日の予選でただ一人1分10秒台を記録しポールポジションを獲得したのはミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。2番手にはフェリペ・マッサが入り、フェラーリ勢がフロント・ローを独占。ライバルのルノー勢は、ジャンカルロ・フィジケラが3番手、現在ドライバーズ・ランキングでトップのフェルナンド・アロンソは5番手スタートとなった。

 レースは波乱の幕開けとなった。スタート直後の1コーナーで、ファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)がチームメイトのキミ・ライコネンに追突。それが引き金となり多重クラッシュを巻き起こし、急きょセーフティカーが投入される。ルノーとフェラーリのトップ2チームを追い掛けなければならないマクラーレン・メルセデスの2台が自滅により早くも姿を消した。5周を終えレースが再開された直後、同じ1コーナーで今度は佐藤琢磨(スーパーアグリ・ホンダ)とティアゴ・モンテッロ(ミッドランドF1・トヨタ)が接触し、両者ともにリタイアとなった。

 序盤は1位マッサ、2位M・シューマッハのフェラーリ勢を、3位フィジケラ、4位アロンソのルノー勢が追い掛ける展開。フェラーリの2台はじわじわと後続を引き離し、29周目にM・シューマッハが先にピットイン。翌30周目にマッサが入ると、ピット出口でM・シューマッハが逆転しトップに立った。

 その後もフェラーリの2台は安定して周回を重ね、2回目のピット作業も順位変動なく無難に終える。ルノーの2台は、1ピット作戦を選択したヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)を辛うじてフィジケラが押さえたが、アロンソはピット作業に時間が掛かったためにラルフ・シューマッハ(トヨタ)までにも交わされてしまい、6位に順位を落とした。

 3時36分(日本時間)、終始危なげない走りでM・シューマッハがポール・トゥ・ウィンでチェッカーフラッグを受ける。2位にマッサが入り、フェラーリ勢が今季初のワンツーフィニッシュを飾った。3位フィジケラ、4位トゥルーリとなり、R・シューマッハがリタイアしたためアロンソが5位に繰り上がった。

 昨年はミシュラン・タイヤ勢のボイコットにより不完全燃焼な結果となったアメリカGPだが、今年は22台中完走9台のサバイバルレースを実力でミハエル・シューマッハが制し、現地のファンを沸かせた。

決勝レース結果 - livedoor カーライフ