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古代日本のモノ作りを偲ぶ―古代の工房展=大阪

古代日本のモノ作りを偲ぶ―古代の工房展=大阪
階段状の屋上が特徴的な大阪府立の「近つ飛鳥博物館」(撮影:平藤 清刀)
【PJ 2006年06月08日】− 大阪府立「近つ飛鳥博物館」では、7月2日まで「古代の工房」をテーマに特別展が開かれている。古墳時代から律令政治へと社会が大きく変化した飛鳥時代の人々は、新しい国家体制の中でモノづくりの技術を飛躍的に進歩させた。発掘品を見ると、そのデザイン性の優秀さ、細工のきめ細かさは現代でも通用しそうなものが多い。特にベルトのバックルは形こそ違っても、技術的には当時も今もさほど変わらないことに驚かされる。

 今回の特別展示では、製鉄工房から出土した木製および土製の送風管、仏像鋳型などの他に、伐採された年代が年輪から判明している建築部材などもある。面白いのは、工房から逃げ出した工人の人数を記録した木簡で、はっきり「四十八人」と読み取れる。工人たちは雇われていたというよりは、ほぼ奴隷に近い境遇だったのではないかと想像されて興味深い。また当時から管理する側とされる側と、人間関係がはっきり別かれていたことも分かる。

 ちなみに「近つ飛鳥」とは今の大阪府羽曳野市飛鳥を中心とした地域をさし、その由来が古事記に記載されている。「近つ飛鳥」に対して、奈良県高市郡明日香村飛鳥を中心とした地域を「遠つ飛鳥」という。【了】

■関連情報
近つ飛鳥博物館
〒585-0001
大阪府南河内郡河南町
大字東山299番地
TEL 0721-93-8321(代)
FAX 0721-93-8325

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 平藤 清刀【 大阪府 】
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