プロレスラーの武藤敬司氏(右。全日本プロレス)。豪快な手作り、繊細な打ち回しにギャラリーから歓声が沸いた
 インターネットゲームポータルサイト「ハンゲーム」では2007年4月21日(土)に、オンライン麻雀ゲーム「麻雀3」を使用したオフライン麻雀大会「黄金リーチ棒争奪戦」を開催した。

 この大会は、1日のべ8万人がプレイするという「麻雀3」のプレイヤーのみが参加可能なイベントで、PCを使った予選、実際の麻雀卓を使った決勝というもの。あらかじめ募集・抽選により選出した10名により「麻雀3」を利用した予選を実施し、上位2名が決勝進出となる。そして決勝では特別ゲストの武藤敬司氏(プロレスラー)と成瀬朱美氏(プロ雀士)と実際の麻雀卓で闘うという形式だ。賞品として優勝には純金の黄金リーチ棒、準優勝には純銀リーチ棒が贈呈される。また、決勝対局の模様は、麻将連合-μ-(ミュー)代表の井出洋介氏が解説し、後日大会の模様とともにハンゲームサイト上にて動画が公開される(予定)。

 なお、基本的には、赤ドラや割れ目といった特殊ルールなしの東南戦(テンパイ連荘)だ。

 多数の応募者による予備選考から選ばれて、4月21日に都内に集合したプレイヤーたち。まずは室内に設置された8台のPCを使い、「麻雀3」にて予選が繰り広げられた。見た目はSlash Gamesでも紹介しているLANパーティのようだが、敵味方に分かれて団体戦のFPSなどとは異なり、ここではいわば全員が敵。実際の麻雀卓での戦いなら、発声もあるし、ちょっとした軽口ぐらいは飛び交うが、予選会での対局スピードは「超高速」設定ということもあり、全員がゲーム画面に集中。ひたすら黙々とプレイしている様子は、異様な空気感だった。また、やはり大会ということもあってか、全員が基本的には守備の打ち筋。対局によっては、南3局まで進んでも全員が2万点台といった状況も見受けられた。
 そんなピリピリした計3回の予選を制したのは、1位:G2氏(+68)、2位:虎氏(+58)、3位:dft氏(+28)、4位:てつ氏の4人。自動的に、G2氏と虎氏が決勝進出となった。

 その後、場所を変えて、いよいよ実際の麻雀卓を使った戦いに移る。G2氏、虎氏に加え、ここでプロレスラーの武藤敬司氏、プロ雀士の成瀬朱美氏が登場。「威嚇していきますよ〜(ニヤリ)」と武藤選手が参加者に先制パンチを打てば、成瀬プロも「じゃあ私も威嚇します」と切り返す。間に挟まれたプレイヤー2人はさすがに少し緊張か。ともかく、いよいよ決勝対局が開始となった。
 同時に別室が用意され、プロ雀士の井出洋介氏と草場とも子氏がリアルタイムで解説を行った。全員の手牌がモニター表示され、状況や推移が手に取るように分かる仕組みだ。闘牌会場には人が入り切らないため、予選の参加プレイヤー、マスコミ陣も同席して戦いを見守る。

 着席順については固定という形だが、起家(スタート場所)を決めるのは武藤氏。というわけで、東家:虎氏、南家:武藤選手、西家:成瀬プロ、北家:G2氏という形になった。

 東1局、まずは成瀬プロが、堅実に300・500点をツモ上がり。続く東2局でも成瀬プロが先制のリーチ。2・5索の両面待ちという形で、このまま成瀬プロの展開かと思われたが、武藤選手がドラの1索を待ちにした七対子で追っ掛けリーチをツモ上がり。6千点オールの豪快な上がりを決めて、完全に場を制してしまった。続く局で成瀬プロが再度リーチに打って出るが、上がりのキー牌はすでに他選手のなかで使われており、いわゆる「純カラ」の状態でそのまま流局となった。ここまでゲームプレイヤーのG2氏、虎氏は、ともにテンパイまでは漕ぎつけても、なかなか上がりには結び付かない苦しい展開だ。

 しかしその後、G2氏が千・2千のツモ上がり、流局と小場の展開ながら、東4局の親を迎える。ここでさらに、G2氏に一盃口ありで発・中シャボ待ちの好手が入る。ここぞとばかりに掛けたリーチに、武藤選手が振り込んでしまい「デバサイ」(出場所最高)の結果に。ドラも絡んでの親満となって、ここでG2氏が逆転トップとなる。東4局2本場では、武藤選手が6・9萬・7筒の多面聴で逆襲のリーチを打つも、これは不発。そして成瀬プロの間6筒おっかけリーチに虎氏が一発で振り込んでしまい、大きく後退してしまう。