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大型連休!海外は楽しさたっぷり、危険もたっぷり(上)

2006年04月24日10時41分 / 提供:PJ

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大型連休!海外は楽しさたっぷり、危険もたっぷり(上)
近藤節夫さんはベトナム戦争、第三次中東戦争、アデン内戦などの戦場をみてきた、異色の海外旅行家。海外旅行者へアドバイスを語ってくれた。東京・浜松町で。(撮影:穂高健一)
いよいよゴールデン・ウィークだ。海外に出かけるひとは多い。国内旅行とは違い、海外旅行では突如として予測できない事態が起きる。目の前で突然、痛ましい爆破テロが起きたり、政変のクーデターが起きたり、仲間が何者かに連れ去られたり。海の向こうではなにが起きても不思議ではない。海外旅行では自身の危機管理も重要だ。

 『日本の常識は、世界の非常識』と語る近藤節夫さん(エッセイスト・旅行ジャーナリスト)は、若いときからベトナム戦争、第三次中東戦争、アデン内戦などが勃発する都度、辞表を懐に、みずからの目で戦場を見てきた、異色の海外旅行家だ。出向いたベトナムでは米兵に銃口を向けられたり、ヨルダン軍に身柄を拘束されたり、ジャカルタでは突如として暴漢に襲われたり、数々の破天荒な経験をもつ。大手旅行会社の役員も歴任している。まさに海外旅行のプロだ。大型連休を前にしたいま、海外旅行者にたいしての心構えを語ってもらった。

 パスポートの紛失や盗難は、1年間に約5万1000件(2005年度)あるという。旅行者が渡航先で、バスポートの入ったバッグを奪われた場合、どう対応すればよいか。PJはいきなり近藤さんに質問を向けてみた。「心配しなくても、大丈夫。いずれ日本に帰れるから。のんびり遊んで、ゴールデン・ウィークが終わってからでも、日本に帰ってくればいい」と笑い飛ばす。経験豊富な近藤さんだから、それはできること。年1、2度の旅行者となれば、気が動転し、右往左往すると思う。より具体的な対応のしかたを求めた。

 「パスポートを紛失したら、現地の日本大使館や領事館に申請すれば、『一時帰国のための渡航書』を発行してくれる。交渉しだいでは土、日曜でも緊急対応してくれる。日本を出る前に、パスポートのコピーと写真2枚を持参しておけば、発行の時間も短縮される」と絶望的に危惧する必要まではない口ぶりだった。

 「問題は、出国許可を出す現地政府ですね。日本人が考えるように、スムーズには行かない。イスラム教徒の国では金曜日が休み。そんな日にぶつかったら、滞在して待つしかない」。抜け道はないですか、あるいは奥の手とか、とあえて聞いてみた。「抜け道はありませんね。最善の策がダメならば、次善の策へ頭を切り替える。あとは遊んでいればいい。バタバタすれば、ろくなことはない」。近藤さんが語る危機管理とは、自分自身に余裕ある気持ちをもたせることのようだ。

 「パスポートは命以上に大切なもの。紐をつけて身体から離さないように」と誇張して話したところ、パスポート本体にパンチ穴を開けて紐を通してきたひとがいた。泣いても笑っても、日本の空港から出国できない。その場合でも、なにか策はありますか、と聞いてみた。「自宅に帰るしかない」と肩透かしの返答だった。また、外国のホテルにチェックインすると、ボールペンでパスポートにルームナンバーを書くひとがいた。帰路の空港で、パスポートは無効だといわれて出国許可を出してくれない。あげくの果てには現地の日本大使館に向かうはめになる。当人はまったく予想していないアクシデントが起きるものだ。

 海外の盗難事件は日常茶飯事。ある意味で避けて通れない。人混みや薄暗い場所だと、鋭利な刃物でバッグが切られ、財布などが奪われる。路上で親しげに話しかけてきた相手が、手品師のように巧妙にバッグの金品を奪う。「大金は持ち歩かず、クレジットカードを利用したほうが良い。紛失や盗難に備え、すべての航空券をコピーしておくと、再発行の対応が早くなる」と近藤さんは語る。【つづく】

■関連情報
『現代・海外武者修行のすすめ』近藤節夫著 新風舎

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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