【ファンキー通信】モテを求めない「仕事邁進女」がモテる!

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 「モテること」から距離をおき、ミュージシャンの「かまやつひろし」そっくりな風貌で街をうろつく「かまやつ女」。逆にモテることのみに価値を見出し、若年女性に猛烈な闘争心を燃やす「艶女(アデージョ)」など、このファンキー通信でも以前から様々なタイプの女性を取り上げてきました。男性側としては前者は無視、後者には恐怖すら覚えるわけですが、ここに来てまた新たなタイプの女性が・・・。その名も「仕事邁進女」。読んで字の如く、仕事を前向きにこなす女性のことだとか。

 名付け親は、キャッチーな新語を生み出すことで知られる情報誌『AERA』。同誌によると、一昨年から昨年にかけて幅を利かせていた「モテ女」はなりを潜め、最近では仕事をバリバリとこなし、ある程度のキャリアや年収を持ち合わせる女性が注目を浴びているんですって。2002年に行われた総務省の調査でも、結婚相手に専業主婦を望む未婚男性の割合は10年前に比べて半減。男性側が女性に「一緒に成長」することを求めるようになっているそうです。

 確かに、芸能界でも天海祐希や篠原涼子などの「仕事邁進女」を彷彿とさせる女優たちの活躍が目立ちますが、実際のところはどうなのでしょうか? 自他ともに“仕事ひと筋”と認める某生命保険会社の女性社員の方にお話を伺ってみました。

 「現代では女性の仕事に非協力的である男性の方が冷たい目で見られがちですし、そういった意味では女性のキャリアが認められつつあるのかもしれませんけど・・・。私は『一緒に成長したい』なんて言う男は嫌いですね。なんか、ウサン臭い」(某生命保険会社勤務・27歳)

 えぇっ!? な、なぜでしょうか?

 「だって、結婚してしまえば女性側に多くの負担がかかることは明らかだもの。『家事は女がするもの』なんて口に出す男性はいないけれど、それでも根底に意識している人は多いと思うんです。仕事も家事も共同作業であることには変わりないのに」(同)

 う〜ん、深い。日頃男性たちと同じ第一線で活躍しているだけあって、放たれる言葉にも重みが感じられます。こういった百戦錬磨のスタイルの中に見せる女性らしさが、男性たちの心をくすぐるのかもしれません。

 最後に「仕事邁進女」の特徴を伺ってみたところ、「ホントに仕事する気のある女は徹夜する。そうじゃない女は終電前に帰る」との簡潔極まりないお答えが。徹夜明けの女性は、手強いぞ! (安田明洋/verb)

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