3日、日産自動車本社で行われた入社式で、新入社員からの質問に答えるゴーン社長(撮影:常井健一)

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実質的な新年度が始まった3日、全国の官公庁や企業が一斉に入庁・入社式を開いた。厚生労働省によると大卒、短大卒の新社会人は推定39万5000人、真新しいスーツに身を包んだ若者たちが新たなスタートを切った。

 日産自動車<7201>は、東京都中央区の同本社で入社式を開き、524人の新入社員を迎えた。カルロス・ゴーン社長は、日本語で「意欲を持って、常に学ぶ姿勢を持ち続け、透明性と誠意を忘れなければ、日産は皆さんにとって成長の場となり、必ず会社に貢献することができる」と“仕事術”を伝授。

 経営陣との質疑応答では、新入社員から「現在の“日産らしさ”が、よくわからない。お客様に理解をしてもらうには、何が必要か」という鋭い意見も。ゴーン社長は、革新性のあるデザインや運転性能の高さなど日産の強みを挙げ、「装備や機能性についても革新性があると見てほしい。お客様は私たちのめざす姿を必ず認めてくれる。あるべき姿を社内で考えて行動を起こさなければならない」とビジョンを示した。

 昨年6月に新経営体制を発足させたソニー<6758>でも、東京都品川区の同本社で入社オリエンテーションを開いた。中鉢良治社長は、260人の新“ソニーマン”に対し「入社した29年前、開幕からすぐに20勝投手になるつもりだったが、次々世代の8ミリの研究開発を任され、やっと1勝したのは8年後だった」と、秘話を披露。「コミュニケーションを大切に、貢献を積み重ねて、信頼関係を自ら築こう」と呼びかけた。

 ボーダフォン買収を発表したばかりのソフトバンクグループ<9984>には273人が入社。同本社に隣接するコンラッド東京で開かれた入社式で、孫正義社長は「『世界ナンバーワンの企業集団』という目標へステップアップしながら、一緒にすばらしい人生を過ごしていきましょう」とあいさつした。【了】