今週のお役立ち情報
「名誉毀損事件」被告人直子の公判供述
2006年03月24日07時49分
【PJ 2006年03月24日】− 昨年8月、出版物やホームページで阪神タイガース球団関係者らの名誉を毀損したとして、記者・渡辺直子が神戸地方裁判所から懲役8カ月執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。記者は検察による捜査の段階から有罪を認め、初公判(05年10月17日)においては、有罪であることを認めて裁判官に上申した。さらに、今年1月20日に開廷された出版社社長の3回目の公判で、記者が検察側の証人として出廷し、問題の単行本の出版に至る経緯と、その出版にまつわる記者と社長とのトラブルについて真実を述べるに至った。記者は、裁判官に以下のような証言をした。
渡辺直子が、出版社社長と知り合ったのはいつか
「私が、鹿砦社の社長と知り合ったのは、平成13年(2001)7月20日のことです。最初は週刊誌の記者と名乗るジャーナリストに会い、その後、ジャーナリストが、社長を私の自宅に連れてこられました。その際、父の死の不審を一冊の本にまとめて、世に問うてみてはどうかと勧められました。その際、本5000部で、原稿料60万円を支払うことになるのだが、私は素人なので、編集の手助けをジャーナリストにお願いすることにしようと思います。手伝ってもらう御礼という意味で、60万円のうちの30万円は、ジャーナリストに払って欲しいと社長に言われました」
ジャーナリストに手伝ってもらった単行本の原稿が完成したのはいつか
「単行本の原稿が完成したのは、02年3月22日ごろだったと思います。3月22日付のゲラが存在することから、3月22日には、完成していたことに間違いありません。」
3月22日付のゲラに、「第11章「直子の推理」に、阪神球団関係者らの名前を実名表記し、また「あとがき」となるおわりの章では「社長らの反対を押し切る形で、あえて実名表記にもこだわりました」と記述したのはだれか
「ゲラに、阪神球団関係者らの実名を書いたのは、私ではありません。また、『社長らの反対を押し切る形で、あえて実名表記にもこだわりました』と、私が記述したのではありません」
社長らが実名を書くということは、社長らは、名誉毀損になることを承知だったのか
「社長とジャーナリストは、名誉毀損になることを承知していました。社長らは、阪神球団関係者らの名誉を毀損する本を出版することで、出版差し止めなどの措置が講じられると、訴訟沙汰になり、その状況を、本に掲載したりすることにより、本が売れると思っておられたようです」
社長らは、名誉毀損承知で、本を売るために、実名表記にこだわったということですか
「そういうことだと思います。社長は、明らかに名誉毀損になるとの認識で、もし、阪神球団関係者らから出版差し止めなどの法的措置がとられた場合に備えて、弁護士も紹介してくださいました。その紹介していただいた弁護士のご提案により、02年7月、国家賠償訴訟を提起し、私の代理人弁護士としてご尽力くださいました」
平成14年9月から、季刊誌に国家賠償訴訟の経過を連載することになったのはなぜか
「単行本が出版されて2〜3カ月後、社長は、『本が思うほど売れなかったので、発行部数5000部のうち、売れ残った2798冊ほどを買い取って欲しい』と言われました。私は、買い取る気もなかったし、もし、買い取ったとしても、そんな大量の本を置くスペースもありませんでしたので、本の買い取りをお断りしました。その時、私は、『本の買い取りはできないが、季刊誌への連載ならできます』と、売れ残っている単行本2798冊を、お金を出して買い取れない代わりに、国家賠償訴訟の経過報告記事を、無償で提供することはできます、と申し出ました。このときは、私から、連載の話しを持ちかけたのは、確かです」
その連載が、途中で終わっているのはなぜか
「連載は社長側で勝手に終わらされました。社長は04年4月中旬に雑誌に私が阪神タイガースを叩くという趣旨の記事を掲載する段取りをされていたのですが、4月2日に、阪神球団から私に文書が届いたことで、私は、この場におよんで、阪神球団を刺激するようなことはしたくないと思いました。そのことを、私は、社長にメールで報告したところ、『理解できません。本気ですか。突然にこんなこと、到底理解できません。これでは、これまで私がやってきた意味がありません。土壇場でこんなことされると、本当に困ります。力が抜けました。私は、もう知りません』というメールが返ってきました。社長は私に『本気ですか?』と打診してこられたわけですが、単行本の出版は、私としてはあくまでも、本事件の全容解明のためのパフォーマンスに過ぎず、本気ではありませんでした。松岡社長には、私の真意が全く伝わっていなかったことを、その時察知した私は、その日を境に、鹿砦社および社長との縁を切ったというわけです」
その時、社長に対してどのような思いをもったか
「私は、もともと、社長を信用していなかったので、ああそうですかという感じでした。私は父の死んだ理由を知りたいがために、相手を挑発し、ひいては、検察に動いてほしいと考えただけです。鹿砦社の事業コンセプトとして掲げておられる『闘う出版社ペンテロリスト』というという経営理念を、利用させていただき、『長女が闘う』というスタンスで、阪神球団関係者らに挑発行為を犯したに過ぎませんでした」
インターネット上で運営していたホームページは、社長と共同で運営していたのか
「私が運営していたホームページは、私が独自で運営し、更新などの作業を独断で進めていました」
すると、これまで問題にしてきた出版物に関しても、ホームページ同様、独断なのか
「出版物の実名表記に関しては、社長の独断で、ホームページの実名表記は、私の独断です」
単行本の原稿料が未払いであれば、未払費用請求権を行使したのか
「原稿料については、もともと私は原稿料など頂いても頂かなくても良かったのですが、当初お会いした時に、原稿料と印税の話をされたので、ああ、そうですかという感じで、原稿料が素人の私にも頂けるのだと思っただけです。父の死の不審を綴る本を世に出せるということが大事だと考えていました。ですから、請求権があったのかもしれませんが、とりたてて、その点を問題だと思わず、請求権は行使しませんでした」
最後に裁判長は、「直子さんは、本では実名表記に消極的だったと言うのに、ホームページでは自ら実名表記をしているということですね。この関係性はどうしても納得がいきませんが説明してくれませんか」と記者に問われた。記者は、「実名でないと犯人たちを挑発できないからです」と返答した。さらに、裁判官は、「本を出版するときに、社長になぜ実名で表記するのですかと、直子さんから理由を聞きましたか。また、ホームページの立ち上げや運営にも、社長が関わっているのですか」と問われた。記者は、「社長から実名表記の理由は聞いていません。ホームページの立ち上げや運営には、社長は全く関与されていません」と返答した。この裁判官の質問をもって、この日の記者への証人尋問は終了した。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 渡辺 直子【 兵庫県 】
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渡辺直子が、出版社社長と知り合ったのはいつか
「私が、鹿砦社の社長と知り合ったのは、平成13年(2001)7月20日のことです。最初は週刊誌の記者と名乗るジャーナリストに会い、その後、ジャーナリストが、社長を私の自宅に連れてこられました。その際、父の死の不審を一冊の本にまとめて、世に問うてみてはどうかと勧められました。その際、本5000部で、原稿料60万円を支払うことになるのだが、私は素人なので、編集の手助けをジャーナリストにお願いすることにしようと思います。手伝ってもらう御礼という意味で、60万円のうちの30万円は、ジャーナリストに払って欲しいと社長に言われました」
ジャーナリストに手伝ってもらった単行本の原稿が完成したのはいつか
「単行本の原稿が完成したのは、02年3月22日ごろだったと思います。3月22日付のゲラが存在することから、3月22日には、完成していたことに間違いありません。」
3月22日付のゲラに、「第11章「直子の推理」に、阪神球団関係者らの名前を実名表記し、また「あとがき」となるおわりの章では「社長らの反対を押し切る形で、あえて実名表記にもこだわりました」と記述したのはだれか
「ゲラに、阪神球団関係者らの実名を書いたのは、私ではありません。また、『社長らの反対を押し切る形で、あえて実名表記にもこだわりました』と、私が記述したのではありません」
社長らが実名を書くということは、社長らは、名誉毀損になることを承知だったのか
「社長とジャーナリストは、名誉毀損になることを承知していました。社長らは、阪神球団関係者らの名誉を毀損する本を出版することで、出版差し止めなどの措置が講じられると、訴訟沙汰になり、その状況を、本に掲載したりすることにより、本が売れると思っておられたようです」
社長らは、名誉毀損承知で、本を売るために、実名表記にこだわったということですか
「そういうことだと思います。社長は、明らかに名誉毀損になるとの認識で、もし、阪神球団関係者らから出版差し止めなどの法的措置がとられた場合に備えて、弁護士も紹介してくださいました。その紹介していただいた弁護士のご提案により、02年7月、国家賠償訴訟を提起し、私の代理人弁護士としてご尽力くださいました」
平成14年9月から、季刊誌に国家賠償訴訟の経過を連載することになったのはなぜか
「単行本が出版されて2〜3カ月後、社長は、『本が思うほど売れなかったので、発行部数5000部のうち、売れ残った2798冊ほどを買い取って欲しい』と言われました。私は、買い取る気もなかったし、もし、買い取ったとしても、そんな大量の本を置くスペースもありませんでしたので、本の買い取りをお断りしました。その時、私は、『本の買い取りはできないが、季刊誌への連載ならできます』と、売れ残っている単行本2798冊を、お金を出して買い取れない代わりに、国家賠償訴訟の経過報告記事を、無償で提供することはできます、と申し出ました。このときは、私から、連載の話しを持ちかけたのは、確かです」
その連載が、途中で終わっているのはなぜか
「連載は社長側で勝手に終わらされました。社長は04年4月中旬に雑誌に私が阪神タイガースを叩くという趣旨の記事を掲載する段取りをされていたのですが、4月2日に、阪神球団から私に文書が届いたことで、私は、この場におよんで、阪神球団を刺激するようなことはしたくないと思いました。そのことを、私は、社長にメールで報告したところ、『理解できません。本気ですか。突然にこんなこと、到底理解できません。これでは、これまで私がやってきた意味がありません。土壇場でこんなことされると、本当に困ります。力が抜けました。私は、もう知りません』というメールが返ってきました。社長は私に『本気ですか?』と打診してこられたわけですが、単行本の出版は、私としてはあくまでも、本事件の全容解明のためのパフォーマンスに過ぎず、本気ではありませんでした。松岡社長には、私の真意が全く伝わっていなかったことを、その時察知した私は、その日を境に、鹿砦社および社長との縁を切ったというわけです」
その時、社長に対してどのような思いをもったか
「私は、もともと、社長を信用していなかったので、ああそうですかという感じでした。私は父の死んだ理由を知りたいがために、相手を挑発し、ひいては、検察に動いてほしいと考えただけです。鹿砦社の事業コンセプトとして掲げておられる『闘う出版社ペンテロリスト』というという経営理念を、利用させていただき、『長女が闘う』というスタンスで、阪神球団関係者らに挑発行為を犯したに過ぎませんでした」
インターネット上で運営していたホームページは、社長と共同で運営していたのか
「私が運営していたホームページは、私が独自で運営し、更新などの作業を独断で進めていました」
すると、これまで問題にしてきた出版物に関しても、ホームページ同様、独断なのか
「出版物の実名表記に関しては、社長の独断で、ホームページの実名表記は、私の独断です」
単行本の原稿料が未払いであれば、未払費用請求権を行使したのか
「原稿料については、もともと私は原稿料など頂いても頂かなくても良かったのですが、当初お会いした時に、原稿料と印税の話をされたので、ああ、そうですかという感じで、原稿料が素人の私にも頂けるのだと思っただけです。父の死の不審を綴る本を世に出せるということが大事だと考えていました。ですから、請求権があったのかもしれませんが、とりたてて、その点を問題だと思わず、請求権は行使しませんでした」
最後に裁判長は、「直子さんは、本では実名表記に消極的だったと言うのに、ホームページでは自ら実名表記をしているということですね。この関係性はどうしても納得がいきませんが説明してくれませんか」と記者に問われた。記者は、「実名でないと犯人たちを挑発できないからです」と返答した。さらに、裁判官は、「本を出版するときに、社長になぜ実名で表記するのですかと、直子さんから理由を聞きましたか。また、ホームページの立ち上げや運営にも、社長が関わっているのですか」と問われた。記者は、「社長から実名表記の理由は聞いていません。ホームページの立ち上げや運営には、社長は全く関与されていません」と返答した。この裁判官の質問をもって、この日の記者への証人尋問は終了した。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 渡辺 直子【 兵庫県 】
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