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池袋西口で超ビッグ・イベント!街全体が美術館になった
2006年03月19日11時13分 / 提供:PJ
【PJ 2006年03月19日】−
東京・池袋は伝統ある美術の町である。戦前の池袋、椎名町、目白などはアトリエ村だった。若い芸術家たちが多く住み、花の都・巴里への憧れから、『池袋モンパルナス』と呼ばれていた。日本を代表する多くの芸術家が生まれ、芸術史の面でも中核にすわる町だった。
第二次世界大戦で池袋の町が廃墟となった。やみ市の町から復興がはじまり、やがて再開発へと進んできた。それだけに戦前と比べ、住む人もずいぶん様変わりした。しかし、街の随所には芸術家を育ててきた伝統と面影が残る。
若い芸術家たちの熱気を呼び戻そう。「池袋モンパルナスの明かりをふたたび」という合い言葉で立ち上がったのが、四つの団体(豊島区、立教大学、NPO法人池袋ゼファーまちづくり、東武百貨店)である。第一回の会合は昨年の10月13日。そこをスタートに精力的に企業、官公庁、鉄道、画廊、学校などに参加をはたらきかけた。前向き、好意的に応じてくれた。
5カ月後には、『新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館』が開催される運びとなった。街全体がダイナミックな画廊になったのだ。開催期間は3月16日から28日まで。デパート、銀行、証券会社、メトロ地下鉄コンコース、大学、美術館、ギャラリーなど41カ所の会場をまわる『無料バス乗車パスポート』が1時間ごと(休日は30分ごと)に運行される。むろん、バスは乗り降り自由で無料である。
ビッグイベントの柱の一つが『まちかどこども美術展』である。小学校23校、中学校5校の計28校の児童・生徒たちの作品が大半の会場で展示されている。作品は2454点という膨大な数である。イベントに参加してみると、買い物客でにぎわうデパートのみならず、ふだん足を運ぶことのない消防署ロビー、美術学校、画廊、出版社にも気楽に立ち寄れる。また、作品を鑑賞しながら、『池袋』の新しい発見ができる。
豊島区立郷土資料館(入場料は無料)では、戦前のアトリエ村の写真パネルが展示されている。芸術家を目指す学生たちの生活の一端がわかる。油絵の『池袋空襲』杉浦茂氏作品からは、街が真っ赤な炎に包まれた恐怖を知る。同館は常設で「やみ市」を開催している。終戦後の街を再現した、十分の一の『やみ市』の模型は圧巻である。精巧な模型で、自転車のスポークまでもがわかる。進駐してきた米兵、ボンネットバス、井戸水の汲み上げポンプ、生活物資を売る粗雑な建物、やみ市に出向いてきた人々の着衣などがわかる。照明が工夫されており、朝から日没までの街の雰囲気も伝わってくる。池袋の風俗史を知るうえでも一見の価値がある。館内では池袋関連の刊行物(101点)が販売されている。池袋史を研究するひとには重宝である。
大都市・池袋に出現した『回遊美術館』を回れば、小中学生の作品からプロの芸術品まで楽しめる。と同時に、池袋の新旧の発見につながるようだ。【了】
■問い合わせ先
豊島区 03−5992−7021
立教大学 03−3985−2527
NPO法人池袋ゼファーまちづくり、
03−3981−2336
東武百貨店 池袋店
03−5951−5742
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
第二次世界大戦で池袋の町が廃墟となった。やみ市の町から復興がはじまり、やがて再開発へと進んできた。それだけに戦前と比べ、住む人もずいぶん様変わりした。しかし、街の随所には芸術家を育ててきた伝統と面影が残る。
若い芸術家たちの熱気を呼び戻そう。「池袋モンパルナスの明かりをふたたび」という合い言葉で立ち上がったのが、四つの団体(豊島区、立教大学、NPO法人池袋ゼファーまちづくり、東武百貨店)である。第一回の会合は昨年の10月13日。そこをスタートに精力的に企業、官公庁、鉄道、画廊、学校などに参加をはたらきかけた。前向き、好意的に応じてくれた。
5カ月後には、『新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館』が開催される運びとなった。街全体がダイナミックな画廊になったのだ。開催期間は3月16日から28日まで。デパート、銀行、証券会社、メトロ地下鉄コンコース、大学、美術館、ギャラリーなど41カ所の会場をまわる『無料バス乗車パスポート』が1時間ごと(休日は30分ごと)に運行される。むろん、バスは乗り降り自由で無料である。
ビッグイベントの柱の一つが『まちかどこども美術展』である。小学校23校、中学校5校の計28校の児童・生徒たちの作品が大半の会場で展示されている。作品は2454点という膨大な数である。イベントに参加してみると、買い物客でにぎわうデパートのみならず、ふだん足を運ぶことのない消防署ロビー、美術学校、画廊、出版社にも気楽に立ち寄れる。また、作品を鑑賞しながら、『池袋』の新しい発見ができる。
豊島区立郷土資料館(入場料は無料)では、戦前のアトリエ村の写真パネルが展示されている。芸術家を目指す学生たちの生活の一端がわかる。油絵の『池袋空襲』杉浦茂氏作品からは、街が真っ赤な炎に包まれた恐怖を知る。同館は常設で「やみ市」を開催している。終戦後の街を再現した、十分の一の『やみ市』の模型は圧巻である。精巧な模型で、自転車のスポークまでもがわかる。進駐してきた米兵、ボンネットバス、井戸水の汲み上げポンプ、生活物資を売る粗雑な建物、やみ市に出向いてきた人々の着衣などがわかる。照明が工夫されており、朝から日没までの街の雰囲気も伝わってくる。池袋の風俗史を知るうえでも一見の価値がある。館内では池袋関連の刊行物(101点)が販売されている。池袋史を研究するひとには重宝である。
大都市・池袋に出現した『回遊美術館』を回れば、小中学生の作品からプロの芸術品まで楽しめる。と同時に、池袋の新旧の発見につながるようだ。【了】
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豊島区 03−5992−7021
立教大学 03−3985−2527
NPO法人池袋ゼファーまちづくり、
03−3981−2336
東武百貨店 池袋店
03−5951−5742
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