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梅と白れんの咲き競う庭=東京・久が原

梅と白れんの咲き競う庭=東京・久が原
東京・大田区の久が原の民家庭で、咲き競う“白れん”と梅、17日。(撮影:伊藤昭一)
【PJ 2006年03月19日】− 手前に「白れん」、その奥に梅が咲く庭があった。この日、都内は風速20メートル超の時期的に記録的な強風だったが、どちらも散ることなくしっかり耐えている。ここ久が原(大田区)という町は、いわゆる高級住宅街と目されている。その割には、高い塀で仕切る家は少なく、道すがら家々の庭木が楽しめる良さが残っている。梅はもともと中国からの渡来品で、古人もその色香を愛でたが、同時に軍事上の目的から実を採るため、多く栽培したのであった。

   風邪呆け四隣の梅は咲きにけり   山口青邨

 また、「白れん」は木蓮の仲間と思われがちだが、じつは、暗紫色の花を開くものだけが木蓮で、白色花はない。「白れん」と称されるのは白木蓮で、まったく別種である。

   はくれむや起ち居のかろき朝来たり  臼田亞浪

 こううんちくを述べると、いかにも物知りのようだが、どれも情報源は「俳句歳時記」(角川書店)である。ところが、歳時記のどこを探しても、梅と「白れん」を一緒に詠んだ句は見つからない。それも当然で、季語と決めた言葉が重複することは、タブーとする伝統があるためだ。カメラのレンズは季語を知らないから、競い咲きも一緒に写せる。

 ちなみに、写真の庭の家とは無関係であるが、同じ久が原には、耐震強度偽装マンション販売の小島進・ヒューザー社長宅がある。話題の物件はもっぱら隣町の「グランドステージ池上」である。しかし、大田区には他にヒューザー物件が、建設を中断しているものを含めて7棟もあるという噂が耳に入った。

 昨今だけでなく、いつでも取材源や情報源の確認は重要だ。「誰からの情報?」と聞くと、池上の床屋さんらしい。「なんだ、床屋さん談義か!」と落胆したら、「その床屋さんは、マンション開発したいというヒューザーの要望で、土地を売り、近所に引っ越して営業している人だ」という。これはこれで“ある関係者筋”の情報ということになるのかも知れない。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
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