「団塊世代」と「シニア世代」、年齢的には10歳の開きがあるが、携帯電話やインターネットの活用、夫婦間のコミュニケーション、消費・価値観などに年齢差以上の“微妙な差”があることが16日、凸版印刷<7911>が行った同世代の情報コミュニケーションに関する調査で分かった。

 調査は、2005年3月9日から21日まで、昭和22年から24年に生まれた現在57歳−59歳の「団塊世代」と、昭和12年から14年に生まれた現在67歳−69歳の「シニア世代」を対象に、「情報メディア接触と意識」「ITリテラシー」「コミュニケーション」「消費・価値観」の4つの分野について、郵送によるアンケート形式で行われ、447人から回答を得た。

 両世代とも「文字が小さい」「文字量が多い」など共通の理由で、携帯電話用サイトや携帯メールを見づらいと感じている。商品購入時に参考する情報媒体には、両世代とも6割以上が「折り込みチラシ」「口コミ」「新聞広告」を挙げているが、インターネットホームページとなると、「シニア世代」の13%に対して「団塊世代」が32%と倍以上の差が出ている。

 パソコンや携帯電話などのデジタル機器を今後さらに活用したいとする割合は、「シニア世代」の47%に比べ、「団塊世代」は約1.5倍の66%。インターネット利用・ホームページ閲覧頻度になると、「ほぼ毎日」という層が「シニア世代」は9%と低いが、「団塊世代」は24%と2倍以上高い。

 夫婦間のコミュニケーションとなると両世代にハッキリとした差が出ているのが興味深い。「携帯電話で連絡を取り合う」とした「団塊世代」は33%だったのに対し、「シニア世代」は約半分の18%。「団塊世代」の4人に1人(26%)の割合で「携帯メールで連絡を取り合う」としているが、「シニア世代」はわずか8%しかいない。

 消費・価値観で、重点を置きたい出費については両世代に目立った差はないが、「団塊世代」は「シニア世代」に比べると、「精神的に豊かになるための出費」や「好奇心・新しい経験のための出費」の割合が高く、質に対する強い消費意向を持っている。【了】

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