「銀座高級クラブ」のヒミツを元ホステスが激白! 座って5万? 罰金も?
煌びやかなイメージがある「銀座のクラブ」。そこには、銀座ならではの独特のルールがあります。
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そんな「銀座クラブのホントのところ」を、元銀座ホステスの筆者がご紹介します。
元銀座ホステスが教える!「銀座クラブのホントのところ」
同伴って何してるの?
「同伴やアフターって聞いたことがあるけど、何してるのかわからない」という人は多いはず。
筆者は以前、「お客様とホテルに寄ってから出勤するのが同伴ですか?」と質問されたことがあります。
「まさかっ!」と驚きましたが、勘違いされている方は少なくないようです。
同伴は、お客様に確実にご来店いただくための、健全(?)な、銀座クラブのシステムです。
人気ホステスの掛け持ち同伴
忙しい人気ホステスは、一日に二件の同伴を掛け持ちします。
また、お給料が高く、同時に同伴ノルマも多いお姉さんホステスは、一日に三組のお客様と同伴することもあります。
お客様も仕事をしていますから時間も限られています。限られた時間で同時に三組のお客様と同伴する、そのカラクリが面白いのです。
まず、最初のお客様とは一対一で18時頃から食事をします。このお客様は古い付き合いで、無理を聞いてもらえる方です。20時には、お客様と二人揃って出勤します。
2組目のお客様は、ヘルプの女性に手伝ってもらいます。18時半頃からお客様とヘルプの女性で食事をしていてもらいます。
お姉さんホステスは、1組目のお客様をクラブに残し(店内で待機しているホステスさんに任せ)、2組目のお客様が食事しているお店に向かいます。デザートのタイミングに現れ、ビールを一杯呑み、お客様とヘルプの女性と出勤します。
そして、3組目のお客様は店前同伴です。クラブの入り口で待ち合わせ、同伴したカタチにします。
お店にとっては、20時半までに3組のお客様が入ってくれれば文句はないので、これで一日で同伴ノルマ三回分達成です。
座って5万?
よく言われることですが、真実と言えば真実のようで、嘘と言えば嘘。
印象に残っているのは、週に2回、必ずご来店くださるお客さまのお支払いです。来店すれば、必ず「魔王」という高価な焼酎を空にして、一日に十数万円を支払っていました。
つまり、1週間で「魔王」を二本空にし、30万円近いお支払いです。そのお客様にとっては、座って5万円なら安いかもしれません。
逆に、一回のお支払いが20万円という超高級店も珍しくありません。さすが銀座です。
強制ヘアセット
銀座の高級クラブで働くなら、美容室でのヘアセットは強制です。
ヘアセットしないで出勤すれば罰金です。サボったとみなされお給料から引かれます。
「お客様は高いお金を払って銀座で飲んでいるのに、ホステスが身だしなみを整えていないのはお客様に失礼だ」という考えです。
実際、ヘアセットした完璧なホステスの中にサボっている女性がいると、お店の雰囲気が壊れます。だらしない女の子を雇っているのは、お店の“格”に関わります。
ホステスの衣装事情
着物やドレスは基本的に自前です。最近では着物やドレスのレンタルショップが増えたようですが、その場合はクリーニング代を払うとか。
銀座のクラブには「新調日」と黒いドレスは原則NGという決まりがあります。
新調日とは「新しい衣装で出勤しなければならない日」です。「着古したドレスを着るな。衣装にお金を使いなさい」というお店の指示です。
また、華やかさがウリの銀座なのに、黒いドレスの女性ばかりでは、お店の雰囲気が暗くなります。
筆者が勤務していたお店では、事前にお店に電話し、黒いドレスを着てもいいか確認させられていました。
浴びるほど飲む!?
「夜の街、それも銀座ともなれば、毎晩ドンペリを飲むんじゃないか?」
そんなイメージがありますよね。
銀座のクラブにいると、3万円や5万円のシャンパンを飲むのが日常になってきます。浴びるほど飲んでいるホステスさんも少なくありません。
贅沢ですが、高級クラブだからできる経験ですね。
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いかがでしたか? 華やかで派手な印象の銀座のクラブですが、実は厳しいルールに支えられていることがわかります。
その厳しさも、「銀座ならでは」なのかもしれませんね。