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東京下町の葛飾で、盛大な地区センター祭り(上)

東京下町の葛飾で、盛大な地区センター祭り(上)
住民が毎年心待ちにする、東京下町のお祭り。演技は『52ジャザサイズ』のメンバーら。 (撮影:穂高健一)
【PJ 2006年03月15日】− 東京湾から水路で荒川をさかのぼると、葛飾・四つ木から曳舟川に入る。江戸時代の海上輸送が盛んなころ、四つ木は葛飾の入り口として発達した町である。陸上輸送が中心となった現代では区内でやや影が薄い存在となった。四つ木の活性化のために、毎年3月の第二土曜、日曜には『四つ木地区センターまつり』がおこなわれている。地域住民による手作りの祭りで、今年で13回目をかぞえた。

 開会式には地区連合町会会長の藤井七五三吉(しめきち)さんから、「地域活性化のためにも、イベントを成功させたい」という趣旨の挨拶があった。青木葛飾区長、地元選出の代議士、都議会議員、さらには四つ木地区の小中学校の学校長らの来賓挨拶があった。明昭幼稚園児70人による『鼓笛演奏』が祭りを盛りあげた。

 まつりの核になっているのが四つ木地区センター(高橋修センター長)である。2001(平成13)年に、葛飾区役所の出張所が地区センターとして生まれ変わった。いまでは地域住民の交流の場として、十二分に役割を果たしている。『四つ木地区センターまつり』は七つの町会、50団体の参加でおこなわれた。昨年度は約1万1000人の人出があった。四つ木界隈で最大級のイベントで、今年(3月11、12日)はそれをさらに越え、約1万4000人でにぎわった。

 「サークル活動の皆さんが日ごろ地区センターで練習し、一年間にわたって腕を磨いた発表の場です」と高橋センター長はまつりの意義を説明する。「芸能、お稽古事はよく研鑽、努力している」と藤井会長が推奨する音楽関係だけでも、カラオケ、日本舞踊、フォークダンス、フラダンス、民謡、大正琴など数々のクラブが観客を魅了させる。見学するほうが目移りしてしまうほどだ。静かに楽しめる盆栽、お茶、手芸、書道など愛好会の展示会場にも大勢が鑑賞する。

 屋外会場の曳舟川親水公園は大テント村で、住民どうしが肩をふれ合うほどの賑わい。綿あめ、焼き餅、おでん、チヂミ、駄菓子、いそべ焼き、べっこうあめ、肉まんなど、各町会の子供会やボーイスカウトによる模擬店がずらりならぶ。どの店も繁盛している。
 
 四つ木一丁目子供会の役員20人は、今川焼きのアンコを使った『しるこ』の模擬店をだす。今年は人出が多すぎて、二日目の昼にはすべて完売しましたと、小林さんが語る。「団子がなくなったけど、アンコが残ったので無料だよ、しるこはタダだよ」と呼び込む。お代わりも自由だといい、気前がよかった。

 『竹とんぼ』『金魚すくい』は下町風情がたっぷり。葛飾育ちの父親が連れ添う子にこと細かく指南する光景があった。イベントではめずらしいのが、三本まで無料の『包丁研ぎ』だ。二日間とも主婦から、きょうは何時まで包丁を研いでもらえるんですか、と地区センターに問い合わせ電話が入っているようだ。【つづく】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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