キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ株式会社が、世界16ヵ国を対象に2019年に最も使われた顔文字ランキング化した「世界の顔文字TOP3」を発表。日本をはじめとする各国の顔文字トレンドを明らかにした。

同調査によると、2019年世界で最も多く使われた顔文字は“肩をすくめる”ポーズ。調査を行った16ヵ国中なんと11ヵ国で第1位を獲得している。しかしこの顔文字、カタカナの「ツ」が使われているにもかかわらず、日本ではランク外となっている。

それだけ日本での知名度は低いわけだが、みなさんはこの顔文字の「顔」の部分が読み解けるだろうか。日本人の視点では、カタカナの「ツ」が真っ先に目に飛び込んできてしまうのだが、首を少し左に傾けて見ると、点を目、ノを口に見立てたすこしシニカルな表情が見えてくる。両手のひらを上に掲げた“肩をすくめる”ポーズは日本でもお馴染みのパターンだろう。

他にも、今回の調査からは2つのトレンドが見えてくる。

トレンド1:文字入り

インドとイギリスの二ヵ国で、TOP3内に「文字入り」の顔文字がランクイン。特にインドでは「SORRY」という文字が入ったキュートな“謝罪”を表す顔文字が第一位を獲得している。顔文字と文字がセットで使われるのは世界全体の結果から見ても珍しく、この2種類のみ。流行の発信地となることも多い二ヵ国で同時に現れたこの傾向は、今後世界に広まっていくのかもしれない。

トレンド2:愛を表す顔文字

多くの国で支持されたのは「ハート」を含む顔文字。11ヵ国でランクインしており、愛を表す顔文字が全世界的な人気となっているのが分かる。愛しているよ!とキスを贈る顔文字から、シンプルなハートのプレゼント、何かが「好き」「夢中です」といった表現まで、幅広いシーンで使われている。

中でもトルコとメキシコではTOP3のうち2種類を「ハート」付き顔文字が占めており、日常的に愛を伝える文化であることが、顔文字にも表れている。

バイドゥ株式会社では、日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」および、同社がグローバルに提供する「Facemoji Emoji Keyboard(フェイスモジ エモジ キーボード)」を通して、さらに豊かなコミュニケーションを提供していくとのこと。

バイドゥ株式会社
URL:https://www.baidu.jp/
2020/01/24