中国メディアは、生食が可能だとしても「多くの中国人が受け入れられない食材」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界3大料理に数えられる中華料理。あらゆるものが食材とされることは広く知られており、「2本足は親以外、4つ足は机と椅子以外、飛ぶものは飛行機以外はすべて食材になる」と揶揄されるほどだ。

 そんな中国でも「食べない」ものがあるとすれば、それは「生の食材」を挙げることができるだろう。中国メディアの新浪は13日、生食が可能だとしても「多くの中国人が受け入れられない食材」を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、人間は火を発見することにより、食材を調理することが出来るようになり、より美味しく食べることが出来るようになったと紹介。中国人の概念からすれば「火を通すことで美味しくなるものを、生で食べるなんて考えられない」が、日本では逆に「生で食ベることが好まれているもの」がたくさんあると伝えた。

 続けて、「多くの中国人が受け入れられない食材」の例として「マグロ」などの刺身のほか、生のウニやタコ、そして、生ハムを挙げ、「中国人には受け入れられない食べ方なのに、日本では非常に高額で提供されている」と驚きを示した。

 中国では食材を生で食べる習慣がない。そのため、刺身や生野菜サラダなどは、家庭でも飲食店でも提供されることはまずなく、「受け入れられない」と感じる人は大勢いるようだ。だが逆に、日本人が受け入れられないと感じる中華料理も少なくない。豆腐が発酵した独特の臭気がする「臭豆腐」は日本人だけでなく、多くの外国人が受け入れられないと感じる料理だろう。また、おつまみとしてよく食べられている「鶏爪」と呼ばれる鶏などの足だけを集めて甘辛く煮た料理も、外国人にはハードルが高い料理となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)