韓国から批判を受けるリバプール

写真拡大

 リバプール旭日旗を巡る騒動は収まる気配がない。韓国『朝鮮日報』が24日に報じたことろによると、非難はさらに高まっているようだ。

 リバプールは21日に行われたクラブW杯決勝フラメンゴ戦(○1-0)を前に、1981年に日本で開催されたインターコンチネンタルカップ(クラブW杯の前身)のフラメンゴ戦の動画を公開。そのサムネイル画像に旭日旗を使用していたことで、韓国から苦情が相次いだ。さらに19日にFW南野拓実の獲得を発表した際、関連情報の近くにそのサムネイル画像が載せられており、批判の声が一層強まった。

 リバプールはこれを受け、クラブ公式フェイスブック上に英語と韓国語で謝罪文を掲載。だが、同紙によれば、この謝罪文を見ることができるのは韓国のIPアドレスで接続した場合のみとなっており、クラブ公式サイトなどでは謝罪文の掲載がなかったようだ。

 続けて翌日、リバプールがクラブW杯制覇を日本語版ツイッターで報告した画像に再び旭日旗を連想させるものが使用され、“炎上”に拍車をかけた。

 韓国で批判が高まる中、誠信女子大学校客員教授のソ・ギョンドク氏は「プレミアリーグ事務局、イングランドサッカー協会、FIFAにリバプールの件を説明したい」と、正式に抗議する計画があるという。さらに同紙によると、ソ氏は「日本のメディアは『韓国がまた過敏に反応した』と報じている」とし、「今回のリバプールの件と日本のマスコミの反応を全世界に広く声高に知らせることが重要だ」とも話しているようだ。