XFN-ASIAによると、英携帯電話サービス最大手のボーダフォン・グループは3日、同社日本法人の過半数の株式をソフトバンク<9984>に売却する方向で交渉していることを明らかにした。ソフトバンクも交渉中であることを認めており、アナリストの試算によると、買収額は約70億ポンド(約1兆4300億円)に達する可能性がある。

  ソフトバンクは、昨年秋に総務省から携帯電話サービスの免許を取得した後、昨年末にボーダフォンに携帯電話網の賃借を打診したが、その後、ボーダフォン日本法人の過半数の株式取得に戦略を変更したとみられる。

  一方、ボーダフォンは先月、同社のドイツ事業などに関して、約280億ポンド(約5兆7200億円)の資産評価損を計上する見通しであると発表し、投資家などから、不振の続く日本法人や米携帯電話サービス大手のベライゾン・ワイヤレスの保有株式45%を売却するよう求められるなど、同社は、国際戦略の見直しを余儀なくされていた。

  3日のロンドン株式市場で、ボーダフォンの株価は前日比8.5%高の121.50ペンスに急騰した。【了】