鍋のシメといえば、雑炊・うどん・ラーメン...。残り汁には野菜や肉のうまみが溶け込み、これが好きという鍋好きも多いだろう。

そんなシメ料理を作る前に、自分の器に残ったつゆを鍋に戻す人がいることをご存じだろうか。


鍋の汁、戻しちゃう?

2019年11月13日放送「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では福岡出身の女性芸能人がゲスト出演。そのうちの1人であるタレントの重盛さと美さんが、「鍋のシメを食べる前に自分のスープ(つゆ)を鍋に戻していた」と番組で明かした。

戻さない派からしてみれば耳を疑うような行動。しかし鍋につゆを戻す行為は、重盛さんの家庭以外でも行われている。

指原莉乃「うちもそうでした」

これに対し、スタジオでは「えー!」と驚きの声があがる。重盛さんも東京で同じように振舞おうとしたところ、友人に怒られたという。ただ、つゆはそのままだと冷めてしまうのと、雑炊用に補充するという、ちゃんとした理由があって戻しているとのことだ。

大分出身の指原莉乃さんは、「うちもそうでした」と同意。実家にいたころは自分のつゆを鍋に戻していたという。しかし、フットボールアワーの後藤輝基さんは「家族でもいややわ」「(食べる時に汁が)飛ぶし落ちるやんか」と一蹴。

これは九州特有の文化なのか。福岡出身の社員2人に確認してみると、

社員K「戻さない。自分で飲むねえ」
社員H「昔、地元の飲み会で戻す人はいた。今は見ない。自分の家では戻さなかった」

との返答が返ってきた。

続いてJタウンネットの編集部員に聞くと、5人中4人が「戻さない」と回答。唯一、神奈川出身のS編集長だけが、

「家では戻してる。雑炊のつゆが足りないし、もったいないから。外ではやらない」

と隠れ戻す派であることを暴露した。

九州に限らず、戻す人は一定数いるということだろうか。