YUI
 福岡出身のシンガーソングライター、YUI。現在18才。福岡でストリートライブを重ねる中、知人の勧めで応募したオーディションに合格。レコーディングのために福岡―東京間を往復する日々が続き、ついに生まれ育った故郷を離れる日が訪れる。2006年1月18日にリリースされた4枚目となるシングル「TOKYO」は、当時17才だったYUIが上京する当日の気持ちを綴った作品。

――福岡を離れ、東京で生活をする様になって、どれくらい経ちましたか?

YUI:1年5ヵ月とか。2004年9月に上京してきましたね。

――もう慣れましたか?

YUI:だいぶ馴染んで、慣れてきたのかなって思いますね。

――東京で好きな場所はありますか?

YUI:全体的に色んな所を知っていっているところなので、まだ「ここが好き」っていうのが出てきていなくて。東京ってひとくくりにすることはないと思うんですけれども、好きになってきてますね。すごく音楽も溢れていたり、色んなミュージシャンがいたり、こうやって関わって支えてくれてる方もたくさん増えたので、そういう意味でもとても好きな街になってきてますね。

――最初は慣れていないせいもあったかもしれないですけど、好きじゃないというか、だんだん好きになってきた感じでしょうか?

YUI:「TOKYO」の歌詞にもあるんですね、「東京は怖いって言ってた」って。やっぱり、知らない街ということもあって、「そこでやっていけるかな」というか、「耐えていけるかな」みたいな、そういう気持ちや不安はありましたね。最初は慣れていないのもあり、上手く馴染めなかったかもしれないんですけども、今はもう随分変わってきていると思いますね。

「東京が好きになってきている」というYUIの言葉が聞けて、不思議と嬉しさを感じた。これからも彼女は東京で様々な音楽に触れ、新たな発見や、その中から何かを吸収していくのだろう。