ラーメンが「嫌い」な人って、日本にどれほどいるのだろうか――。

そんな素朴な疑問から、Jタウンネットは「ラーメン、好き?嫌い?」というテーマでアンケート調査を実施した。投票期間は2019年8月14日から10月24日までで、全国1421人の読者から投票をいただいた。

前回、似たように「カレー嫌い」の割合を調査したときは、8人に1人が「嫌い」と回答する意外な結果になった(詳細はこちらの記事で)。はたして、ラーメンの場合はどうなるのだろうか。さっそく、投票結果を見てみよう。

ラーメン「嫌い」の主張とは



全国の投票結果をまとめたのが、こちらの図表だ。

やはりというべきか、多数を占めたのは「好き」(64.5%=916票)だった。3分の2近くの人間がラーメン好きという結果で、さすがの人気ぶりを示した格好だ。しかしその一方で、「どちらでもない」(20.1%=286票)、「嫌い」(15.4%=219票)にもまとまった票が集まっている。

雑誌やテレビなどで見かける「みんな大好きラーメン」という表現。これは、いささか大げさな表現かもしれない。3分の1以上もの人が、とくにラーメンのことが好きではないことが今回の調査で明らかになったためだ。

しかし、ラーメンの何が苦手なのだろうか。Jタウンネットが掲載したアンケート記事に、SNSで寄せられた反応などを見ていくと......。

「スープの匂いと味が無理 麺の食感も嫌」
「はい 嫌いですが ラーメンよかそばですね」
「食べると高確率でお腹壊すから嫌い」

なるほど、さまざまな理由があるようだ。また、ここで紹介した意見のほかには、スープの「油っこさ」が理由でラーメンが苦手だという声も目立っていた。

都道府県別の結果は...

続いて、都道府県別の結果を見てみよう。



こちらの図表は、「好き」と答えた人の割合を基準に、日本地図を塗り分けたものだ。「好き」派が91%以上を占めたのは、山形・鳥取・山口・徳島・長崎・宮崎の6地域だった。

なかでも山形は、59票のうち55票が「好き」という結果に。ほかの5地域は票数が少なかったため(いずれも10票以下)ため、断トツの数字をたたき出した。Jタウンネットの「ラーメン県」調査でも1位に輝いた山形が、その名に恥じない堂々たる結果を残した形だ。

一方で、ラーメン好きの割合が50%以下だったのは、栃木・石川・愛媛・鹿児島の4地域。

なかでも石川は、117票のうち「好き」は29.1%どまり。「どちらでもない」が53.8%、「嫌い」が17.1%。石川といえば、北陸を中心に展開するラーメンチェーン「8番らーめん」も有名だが、全国でも一際ラーメン好きが少ない結果となってしまった。なぜだろうか...。


8番らーめんは野菜たっぷり(Miyuki Meinakaさん撮影、WikimediaCommonsより)

ちなみに、先日Jタウンネットが実施した「カレー嫌い」の調査では、嫌い・どうでもいいと答えた人の割合が25%。ラーメンの場合は35.5%だったので、10ポイント以上の開きが。同じ「国民食」的な扱いを受けている料理としては、けっこうな差がついた印象だ。