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 22日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、ジャーナリストの青木理氏が天皇制の在り方について苦言を呈し、天皇陛下の即位について、「おめでとうでいいのか」などと批判した。

 青木氏は天皇陛下の即位礼正殿の儀について、

 「皇室の行事ってのは、こういう形でその外交の機会になるって言うのは、これは皇室制度を持っている一つのメリットではあるんですよね」

 と皇室の行事は外交に利用できるメリットを持っていると話す。また、青木氏は天皇制の在り方について、

 「ただ、こういう機会に僕ら常に考えないといけないのは、天皇制とか皇室の在り方ってことを考えなきゃいけなくって、そもそも世襲で身分を継承するのが果たしていいのかっていう議論もあるし、国民の多くがこの天皇制ってのを、支持しているんだけれども、今の在り方でいいのかと。かなり閉鎖的であるとか、男系男子だけで継承してっていいのかと。果たして今後どうなるんだろうかとも考えなくてはいけない」

 と、疑問を投げかける。さらに、

 「今日これからやるんですけれども、皇室の絡みの行事ってことになってくるとついつい、おめでとうございました、よかったですねって、なっちゃうんだけれども、憲法上問題が生じるような政教分離とかっていうことですね、裏腹なので、おめでとうございます、よかったですねって、言うだけでは言えないところがたくさんある」

 と話す。そして、即位礼正殿の儀を利用して、「韓国とどう関係を改善するのか最大の注目」と結んだ。

 この発言に視聴者から、「天皇陛下が即位する日に天皇制を腐すのはありえない」「天皇陛下を貶めたいと思うような発言」「日本人なら天皇陛下を敬うのは当然。意味がわからない」という声も挙がった。

 さらに、「政教分離と言いながら皇室の政治利用を認めている。支離滅裂なコメント」「なぜ韓国と関係を改善する話が出てくるのか」と、コメントを疑問視する声も並ぶ。一方、普段から天皇制を批判する層からは、「その通り」「天皇制を廃止するべきだ」などの声も出た。

 天皇制については様々な意見があるのだろうが、即位礼正殿の儀が行われる朝に、公共の電波で「祝えない」とも取れる発言をすることに、違和感や怒り、そして残念に思う人が多かったようだ。