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実録!日テレ「ザ・ワイド」によるマスコミ被害(1)

2006年02月14日07時28分 / 提供:PJ

pj
ぶしつけな取材方法や、取材される側の意にそぐわぬ番組編成など、テレビのワイドショーによる「マスコミ被害」が深刻化して久しい。そんな中、ライブドア事件で記者自身が日本テレビ系列28局全国ネットで放送されている「ザ・ワイド」によるマスコミ被害に遭遇した。同番組は司会者に良識派の草野仁氏を据えるが、現場を監督するプロデューサーや、その下で働くディレクターの横暴ぶりは目に余るものだった。また、抗議に対して、日テレからは誠意ある回答も得られなかった。「ザ・ワイド」によるマスコミ被害の実録を紹介しよう。

 ことは2月6日午後14時51分、日本テレビ「ザ・ワイド」のディレクターからPJニュース宛の1通のメールから始まった。記者が雑誌の「週刊現代」に書いた記事の件で、話しを聞きたいのだという。こちらから連絡を取ると、「8日午後1時55分オンエア予定なので、明日7日中に取材したい」のだという。面識も無い相手にずいぶん身勝手な注文を付けるものだと思いながら、取材内容を尋ねた。

 「東京地検によるライブドアへの強制捜査の際の堀江氏の様子や、社員の表情をカメラの前で語ってほしい」と、まずは丁寧な口調で話し始めた。記者が「強制捜査は先月16日。すでに時がだいぶたっておりますし、取材される意味が見いだせません。申し訳ありませんが、堀江の様子や社員の表情についてのテレビ取材はすべてお断りしております。これは、日テレだけではなくTBSやフジテレビなどでも同様です」と返答した。

 すると、そのディレクターの態度が豹変し、「くだらない週刊誌にそのことをおもしろおかしく書いておきながら、なんでテレビの報道取材は受けられないのですか。おかしいじゃないですか。事件を起こしておきながら取材を受けないのですか。これは報道番組ですよ」と詰問してきた。「週刊現代」を下劣な雑誌だと断定し、しかも記者を犯人扱いしたのだ。こんな取材依頼は初めてであった。

 2月始めの「週刊現代」で、記者は堀江氏のメディア感を主につづった。もちろん、おもしろおかしく書いたつもりはない。また、週刊現代の編集者とは奇遇ながら同窓生であり、かれこれ3年以上のつきあいがある。米金融情報サービス、ブルームバーグ・ニュースによる同業他社記事の無断転載事件などの記事を掲載していただいた気骨ある人物である。その編集者は記者が渡した原稿の誤字脱字など以外には一切手を加えず、そのまま掲載している。それが毎度の約束事であり、それを反故にされたことは一度もない。これがお互いの信頼関係の源泉である。

 一方、「ザ・ワイド」のディレクターと記者の間には一切の面識はない。そこに、信頼関係などない。いきなりメールをよこし、すぐに連絡が取りたいという。そして、電話でこちらから連絡を差し上げると、記者がその「報道番組」の取材に即応する義務があるのだと迫ってくる。そして、番組編集にはタッチできないという。めちゃくちゃな話だ。丁寧に何度もお断りしたのだが、らちがあかないので、こちらから「PJニュースについてであれば取材に応じさせていただきます。ただし、条件として、それ以外のことは一切聞かないでください」と投げかけてみた。【つづく】

■関連記事:実録!日テレ「ザ・ワイド」によるマスコミ被害
2回
3回
4回

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小田 光康

関連ワード:
ライブドア  メール  PJ  マスコミ  東京地検  
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